12月の居場所はクリスマス会で

12月の不適応者の居場所は、スペースの空きの都合で日曜夕方~夜の開催になってしまいました。もっと前やもっと後にも空いている日はあったのですが、12月にやるのならやはりクリスマス会にしたほうがいいと思い、クリスマスの近くにしました。仕事などの都合で日曜夜は無理な方がいたら申し訳ないです。 自分もずっと組織に所属していないので、クリスマス会、忘年会、新年会、花見など、どうやって行けばいいのだろうと思っていた時期がありました。年末という時期は気分が落ちていると、それが特に重く感じられました。クリスマス会に人が入っていく近所の教会の入口を眺めながら、宗教に入ったほうが幸せになれるのかもしれないな、などと思いながら一人でうちに帰ったこともあります。(集団のなかに入っても、本当はそれだけで幸せになんかならないし、そんなことをまるで感じない人も多いとは思うけど)。 というわけで、年末特有の疎外感にさいなまれる人はなるべく少ないほうがいいと思い、ちょっと早いクリスマス会をやります。0円ショップもやりますが、これがクリスマスプレゼント代わりでしょうか。気が向いたらぜひご参加を。 ************************************日時:12月22日(日)17~21時場所:荻窪駅近くの貸会議室PSP (駅南口から徒歩5分。杉並区荻窪五丁目15-7 白凰ビル 4階 401<図の赤印。Googleマップでは「貸会議室アニノベーション」となっている>)   床に布を一面に敷き、座りたいです。なので…

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11月の居場所の報告

11月の不適応者の居場所は、11月にしては暖かいなか屋内でやった。エアコンをまったく使わなくていい絶妙な気温。公園でもできたかなと思ったものの参加者は37人?で、平均的な外の人数より多かった。屋内は解放感はないけれども、雨や寒さの心配がいらないせいか。 この日は、少女マンガに詳しい人から話が聞けたのが面白かった。自分もそんなに詳しいわけではないが、80年代くらいまでは男が少女マンガを読むのは珍しいことではなかった。けれども松苗あけみ、川原泉といった名前を他の人と語り合う機会も学校を出てからはなかったので、それだけでも新鮮だった。ただこういうマニアックな話は、知らない人が聞いても何のことかわからなかったと思うけれども。 今の若い人にも自信をもって推薦できる少女マンガって何だろう。『11人いる』(萩尾望都)は入るだろうな。『ホットロード』(紡木たく)も。けれどもそれらは、いかにも少女マンガという作品ではない。それ以外にもよかったものは色々あるのだが、それが時代年齢を問わず普遍的にいいのか、完全に私的にはまっていただけか、よくわからない分野だと思う。 他に聞いた話では、鉄道マニアにも普通の電車のマニアと貨物車のマニアがいるという話。貨物車って時々目の前をザーッと通り過ぎるけど、確かに不思議だ。あれに夢中になるのは確かにすごい。 それから睡眠導入に利用するものも、アンビエント音楽や自然音など人それぞれで、雑学の読み聞かせなどは時々面白すぎて(キリンの睡眠時間があまりにも短いとか)目…

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「リベラルはネオリベ」とか「リベラルはいけ好かない」とかいうイメージ

久しぶりにちょっと硬い話を。 なんだかリベラルというと、「いけ好かない」というイメージが広まりつつある気がする。その最たる例として、「リベラルはネオリベだ」というむちゃくちゃな主張が一部でなされている。誰も反論しないのでそれが浸透してしまいそうだ。このままだとあまりそうした領域に関心のない層が、なんとなくそういうイメージを持ってしまう。なので、ここでちょっと言っておきたい。 その前に「ネオリベってよく聞くけど何だろう」という人も多いと思う。今の使われ方では「弱者切り捨ての残酷な奴」くらいの意味だろう。正しくは「ネオリベラリズム(新自由主義)」という経済思想のことで、本来はそういう意味ではない。ここの説明 はまあまあ納得できる。ややこしくなるので、それは文末に書く。 ネオリベは貧困問題のあたりでは「ヒトラー」と同じくらい印象の悪い言葉だ。叩く側としては「あのリベラル連中が弱者切り捨て社会の元凶ですよ」とほのめかして、怒りの矛先をリベラルに向けようということなのだろう。 では「リベラル」とは何か。自分なりに一言で言えば、アメリカの民主党みたいな政治的な姿勢というか。今現在のイメージでは、多様性やフェミニズムなんかを重んじる姿勢、くらいか。そして日本の政党ではリベラルと言えば、立憲民主党あたりを指すのだろうが、多様性などを一番強調しているのは左派だ。もちろんリベラルは「自由な」という意味だから、個人の選択の自由は大事にする。 アメリカでは、多様な人間のるつぼでもあるので、こ…

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11月の居場所は屋内で

11月の「不適応者の居場所」は、例年は寒さを気にしながら外でやっていましたが、今年は屋内にしたいです。ここ2か月、雨に降られたので、さすがに外は疲れるなとヘタレました。ただでさえ11月は日没が早くて夕方が寒いのでやりづらく、11時台から始めていました。そこまで早い時間には相当人が来ないことも経験済み。 さらに今年はうっすらとした雨がとても多い。こういう雨、外を歩いているだけならそんなに問題にならなくても、ピクニックではシートが濡れて座れなくなるので致命的です。 いつもの紅葉見?ができなくて残念ですが、中でやったほうが平均的に人数はかなり多いので、それも悪くないかと。0円ショップコーナーも作ります(これまた雨に弱い)。 では暖かい部屋で会いましょう。 ******************************日時:11月23日(土・祝) 14時~18時場所:荻窪駅近くの貸会議室PSP (駅南口から徒歩5分。杉並区荻窪五丁目15-7 白凰ビル 4階 401<図の赤印。Googleマップでは「貸会議室アニノベーション」となっている>)   床に布を一面に敷き、座りたいです。なので最初と最後に会場を作る/元に戻す時間あり。 持ち物:各自の飲み物(飲酒もOK)。食べ物も必要なら。おいしい手作りの食べ物はカンパ制でおそらくそこそこあります(ビーガンもあり)。敷く布は持っていきます。やること:花見のように座って各自勝手に駄弁るだけ。簡単な自己紹介タイムだけはあり。費用:会場代が7千500円かかっ…

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また雨が降った10月の居場所

10月の居場所は、また天気に翻弄されてしまった。毎度頭が天気のことでいっぱいなので、天気の話ばかりになってしまう。そのくらい今年は天気にやられている。 まずこの日は、10月だというのに30度を超える異例の真夏日。半袖半ズボンで出かけたいと思うほどだった。ポカポカと日の当たる場所を想定していたのに、そんな場所は暑くて到底無理。予定を変更して木陰にした。それでも上が木で覆われていない、さわやかそうなところを選んだのが裏目に出た。 予報に反して2時間たつと空が雲が覆われて暗くなり、ポツポツと雨まで降ってきた。雨雲レーダーを見ると、少し後に濃い水色の雲がやってくる。そこにパラパラっと多めの雨が来たので、急いで一番木が茂っている林の奥に移動。シートを移動したのも居場所史上これが2回目という珍しさ。シートなど運んでくれたみなさん、どうもありがとう。 そして雨が来るぞ来るぞと思っていたら、、、、結局降らなかった。多少は降ったのかもしれないが、そこでは気づかなかった。まあまあいい判断だったと思う。 結局参加者は30人弱で、それほど少なくなかった。移動後は、X(Twitter)で報告せねばと思っていたのに、忘れてしまった。来たのに場所が見つからなかった人がいたらすみませんでした。 話したこととしては、しゃぶしゃぶのチェーン店「しゃぶ葉」は、デザート食べ放題の店としても優れているという話をして、同じことを考えている人がいたのは嬉しかった。客も女性の若い集団がとても多くて、あれらがみんなしゃぶしゃ…

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スポーツジムに行くとうつが晴れることは認めざるを得ない

これまで散々自然がいいみたいなことを言ってきたので、「スポーツジムはいいぞ」とはなかなか言いづらい。けれどもうつに効くことをこれまで色々と挙げてきたのだから、これを挙げないわけにはいかない。 2か月くらい前から、安いスポーツジムに通いはじめた。そこではまっているのがルームランナーのような「ランニングマシン(トレッドミル)」だ。お金を払ってバカバカしい、外を走ればいいじゃないかと誰もが思うだろう。自分ももちろんずっとそう思っていた。 しかし違った。ランニングマシンはリアルに走るのとはまるで違う。まず、ベルトが回っているので自力で前に進んでいない。下に弾力があり、地面のように固くない。そしてエアコンが効いていて暑くならない。 つまりリアルに走るよりもはるかに楽なのだ。(何キロ走ったかが数字で出るが、あのとおりであるわけがない)自分はこれまでにも、よく外を走っていた。けれどもすぐにつらくなるので、1キロ(7~8分?)も続けて走れなかった。だから走るのも気が進まない。(歩くのも30分もすると飽きる)。けれどもこれなら10分でも20分でも走っていられるのだ。「現実にはない軽い全身運動を長く続けていられる機械」と言うべきか。(クロストレーナーという機具でもいい) そうすると軽い「ランナーズ・ハイ」みたいなのがやってくるのだ!一日中ハイキングしていた帰り道、プールで2時間泳いだ最後のあたりに時々来る、まだまだ続けられそうな気がしたり、やたら爽快に感じたりするあれだ。8千歩くらい歩いたり長時間走っ…

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短い秋を堪能できる10月の居場所

1年でももっとも過ごしやすい月である10月の居場所は、もちろん公園でやりたいです。公園の居場所をやっていて思うのは、前にも書いたとおりピクニックにちょうどいい季節なんてそんなにないということ。4月、5月、10月の三か月しかないのではないか。そして花見の時期が以前は4月だったのに、3月が当たり前になり、9月もどんどん夏に飲み込まれてきている。夏が拡大しているのは明らかですが、それなら11月の公園も暖かくなったかと言うと、相変わらずピクニックにはギリギリの寒さ。冬は冬でしっかりと寒いので、特に秋が短くなってるように感じます。 というわけで、その短い秋を堪能するいいチャンスなので、ヒマだったら来てください。ヒマじゃなければいいです。 *******************日時:10月19日(土) 13時~17時(17時が日没)場所:代々木公園中央広場の噴水池近く(図の赤印あたり)。正確な位置は当日開始前にX(Twitter)で発表。   持ち物:各自の食べ物、飲み物(飲酒可)。手作りの食べ物(ビーガンもあり)は、カンパ制でそこそこあります。やること:シートを敷いて花見のように座って、花見のように各自勝手に駄弁るだけ。簡単な自己紹介タイムだけはあり。費用:食べ物代のみカンパで賄いたいです。0円ショップ:シートを敷いて0円コーナーを作るので、放出品がある方は利用してください。ただし残ったら持ち帰ってください。対象:ひきこもりがち、フリーランス、労働週4以下、心の病、社内ぼっちなど、様々な理由でつなが…

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雨が降った公園の居場所

9月の居場所は、これまでのなかでも5本の指に入るくらいの危機だった。雨の予報がまったくなかったのに、電車で向かっている最中にかなりの雨が降った。すぐにやんだけれどもヤバい予感しかない。 会場で場所を探しているとまたパラパラ降ってきた。雨雲レーダーを見るとなんと全然変わっていて、途中で薄い雨雲がやってきそうだ。 慌てて木の枝に一番厚く覆われている場所を探して、そこにシートを広げた。もし小雨でも降ってきたらどうするか。シートを放置していったん近くの屋根の下に逃げ、やんだら雑巾でシートを拭いて続行するか。もっと奥の木の枝が厚い場所にシートを移すか。 うーーーーーむ。 そして案の定、パラパラ何度か降ってくる。シートに座りながら傘を差す人も現れるくらいの雨だった。ここまででやんでくれと思っているうちに、雨は終わった。 もう少し木の枝が薄い場所にしていたら、会は終了だっただろうな。ギリギリセーフだった。最初に場所を慎重に選んだことが死命を決したな。 これまで途中で中止にした居場所はひとつもない。一番ピンチだったのは、コロナ期間中に明治神宮内を散策して代々木公園でピクニックをした時。ピクニック中に大雨になり、近くの屋根がある東屋に移動して、なんとそこでシートを敷いて数十人が駄弁り会を続けた。 会場にした二子玉川の河川敷に行ってみたら、風が強すぎてピクニックどころではなかった時もピンチだった。風よけになる橋げたにへばりつくようにシートを敷いて、なんとか最後までできた。 あれらが間違…

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9月の居場所は久々に公園で

9月は久々に公園に戻りたいです。しかしまだまだ暑いうえに、今年は通り雨が異常に多い(ますます亜熱帯感が強い)。ピクニックはシートがびしょぬれになったら終わりなので、とても雨に弱い。そして代々木公園は、雨がよけられる場所はとても少ないです。というわけで、三本きのこ近くの鬱蒼とした林のなかが第一候補です。 本当は心配いらない屋内にしたかったけれども、それはそれで荻窪は空いてない。以前使っていた後楽園のスペースは値上げしたので、他に目ぼしいスペースもない。 さらに自分の精神状態がずっと悪いので、週末に気晴らしの遊びをたくさん入れてしまったため、最後の日曜に公園ということになりました。もし雨が降ったら次の週末はないので、居場所初の月曜日に延期とします。平日仕事の方にはすまないのですが、たまにはそれもいいかなと。 *******************日時:9月29日(日) 13時半~17時半 場所:代々木公園(図の三本きのこ付近の図の③のあたり。ただし暑さ・雨が大丈夫そうなら噴水池近くの②や、もっと良ければ①などもあり得る。正確な位置は当日開始前にTwitterで発表)    持ち物:各自の食べ物、飲み物(飲酒可)。手作りの食べ物(ビーガンもあり)は、カンパ制でそこそこあります。やること:シートを敷いてピクニック形式で座って各自勝手に駄弁るだけ。簡単な自己紹介タイムだけはあり。 費用:食べ物代のみカンパで賄いたいです。 0円ショップ:シートを敷いて0円コーナーを作るので、放出品がある方…

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中身がギュッと濃縮されて詰まっているもの

若い頃は文章も音楽も、とにかくたくさん読み聴いていた。その頃いつも思っていたのは、「中身がギュッと詰まったものを出してくれないかな」ということだった。 接していた作品が多すぎたせいか、たいていのものを「つまらない」と感じていた。今にして思えば、必要以上にそう思っていた。読んだり聴いたりするのも大変で(今とは違っていちいちお金もかかる)、薄いものを大量に出すタイプの作者さんには、「作品は少なくていいから、出したいもの、言いたいことをギュッと絞って出してくれれば」と思った。(そうしてくれるとこっちも楽なのに、という勝手な願望なのだが)。 例えば、ビートルズのホワイトアルバムという2枚組のアルバムがある。リンゴ・スターがのちにあれを「1枚でもよかった」と言っていた。ホワイトアルバムには珠玉の曲がたくさんあるのだが、確かにいつも飛ばしてしまう、わけのわからない曲も多かった。自分なりに1枚だけのホワイトアルバムの曲目リストを作ってみると、あまりのカッコよさにしげしげとリストを眺めてしまったものだ(「ロックバンド・ビートルズ」が立ち現れた)。ギュッと詰まっているというのはそういうイメージだ。 70~80年代に2~4年に1枚、ポツポツと大作アルバムを出すスタイルを取ったピンク・フロイドにも畏敬の念を感じた。そうなると絶対に外すわけにはいかないのだが、それらの大作がどれも捨て曲がなくて素晴らしく、大ヒットしていた。 『ア・ロング・バケーション』の大ヒット以降、出せば売れるのはわかっていながら、…

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