新年1回目の居場所は新年会で

今年初の不適応者の居場所は、新年会として1月の下旬にやりたいです。 自分の場合、正月にはあちこちへ初詣や遊びに行きます。今年行ったのは、埼玉の武蔵一宮氷川神社、築地本願寺、東京大神宮(入れなかった)、奥多摩の御岳山頂上にある御嶽神社、そして近所の神社と寺。もちろん参拝の行列には並びません(このあたりの事情は『USO』という文芸誌の6号に書いてます)。年末は6日くらいかけて、1年分の掃除と整理整頓をします。つまり年末年始は2週間にわたる非日常で、新年に日常に戻る時にはいつも大変がっかりします。これは子ども時から続いていて、正月が終わる1月4日という日は1年で最も残酷な日だと思っていました。1月はそんな人も多いのではないかと。 というわけで、新年会でもやって絶望を和らげましょう。0円ショップコーナーも作るので、大掃除で手放したい物が出た人は利用してください。 *************************日時:1月26日(日)14~18時場所:荻窪駅近くの貸会議室PSP (駅南口から徒歩5分。杉並区荻窪五丁目15-7 白凰ビル 4階 401<図の赤印。Googleマップでは「貸会議室アニノベーション」となっている>)   床に布を一面に敷き、座りたいです。なので最初と最後に会場を作る/元に戻す時間あり。持ち物:各自の飲み物(飲酒もOK)。食べ物も必要なら。おいしい手作りの食べ物はカンパ制で、夕食になるくらいは多分あります(ビーガンもあり)。敷く布は持っていきます。やること:花見のように座って…

続きを読む

フリーライターやめます

91年に物書きを始めてから、33年間にわたってフリーライター(フリーランスのライター)と名乗ってきた。 その肩書きを使い始めたのは、記事が無署名なのはもちろん、他のライターの下調べまでしていた下積み時代だった。2年後に『完全自殺マニュアル』が売れて、署名記事が、そして自分の書きたいことが書けるようになってからは、他のマシな肩書きに変えることもできた。けれども初心は忘れてません、自分はしょせん一介のフリーライターですよという気持ちで、これを使い続けてきた。 けれども30年も経った今になって、「フリーライター」はやめようかと思う。すでに違う肩書きになっているのを見た人もいるかもしれない。 理由の第一は仕事内容が、実際に「フリーライター」という言葉から想像するイメージから離れてきたからだ。フリーライター稼業と言えば、インタビューしたり現地に行ったり、取材して記事を書くというイメージは今でも強いと思う。けれども『人間関係を半分降りる』以降は、取材もインタビューもしない書き手になってきたので。 そして第二の理由は、今のようなフリーランス自己宣伝・自己アピールの時代にあっては、そういう姿勢を取っていると損をするだけのように思えてきたからだ。SNSの時代になって、フリーランスなら誰でも自分を宣伝しなければならない時代になった。自己宣伝なんてかつては、巻末の執筆者PF欄に「どこの雑誌で連載してます」などと書く程度で、やろうと思ってもできなかった。だから考える必要すらなかった。けれども今とな…

続きを読む

今年最後の居場所の報告

今年最後の不適応者の居場所、最近珍しい夜の集まりにしてみたら、人数が少なかった。約30人は少ないというほどでもないのだが、なにしろ年末は例年なぜか一年でも一番多いので。日曜夜はまずいのかもしれない。 サイゼリヤで一緒に行った人がいきなりビールを注文したので、違うと思ったと話してくれた人がいておかしかった。確かにその人の言うように、サイゼリヤでは食べ物がワインに合うようにできている。自分も特別にワインが好きというわけではないのに(好きだけど)、サイゼリヤでは選択の余地もなくワインを頼んでいる。サイゼリヤの酒はどんな居酒屋より安いけれども、ワインだけだというのは、なかなか当たっている。 そして最近、『チ。』というヨーロッパ中世と地動説のアニメが好きな人が多い。NHKのわりと大人向けのアニメで、自分としても毎週更新されると必ず見るアニメは珍しい。居場所の参加者は30~50代の人が多いので、そのせいでもあるのだろう。この集まりをやるようになって、いつの間にか音楽もアニメも最新のものに接するようになったなと、あらためて振り返る。最初の頃は、どんなアニメが面白いのかどうやって知るのだろうと思っていたくらいだ。 盆踊りが好きな人と話したら、やはり錦糸町河内音頭、妖怪盆踊り、すみゆめ踊行列、白鳥踊りなど、行ったところ、興味を持っているところがかぶりまくっていて面白かった。自分もまわりの詳しい人たちに教えてもらっているのだが、ライブのように多種多様に開かれているものではないので、愛好者…

続きを読む

12月の居場所はクリスマス会で

12月の不適応者の居場所は、スペースの空きの都合で日曜夕方~夜の開催になってしまいました。もっと前やもっと後にも空いている日はあったのですが、12月にやるのならやはりクリスマス会にしたほうがいいと思い、クリスマスの近くにしました。仕事などの都合で日曜夜は無理な方がいたら申し訳ないです。 自分もずっと組織に所属していないので、クリスマス会、忘年会、新年会、花見など、どうやって行けばいいのだろうと思っていた時期がありました。年末という時期は気分が落ちていると、それが特に重く感じられました。クリスマス会に人が入っていく近所の教会の入口を眺めながら、宗教に入ったほうが幸せになれるのかもしれないな、などと思いながら一人でうちに帰ったこともあります。(集団のなかに入っても、本当はそれだけで幸せになんかならないし、そんなことをまるで感じない人も多いとは思うけど)。 というわけで、年末特有の疎外感にさいなまれる人はなるべく少ないほうがいいと思い、ちょっと早いクリスマス会をやります。0円ショップもやりますが、これがクリスマスプレゼント代わりでしょうか。気が向いたらぜひご参加を。 ************************************日時:12月22日(日)17~21時場所:荻窪駅近くの貸会議室PSP (駅南口から徒歩5分。杉並区荻窪五丁目15-7 白凰ビル 4階 401<図の赤印。Googleマップでは「貸会議室アニノベーション」となっている>)   床に布を一面に敷き、座りたいです。なので…

続きを読む

11月の居場所の報告

11月の不適応者の居場所は、11月にしては暖かいなか屋内でやった。エアコンをまったく使わなくていい絶妙な気温。公園でもできたかなと思ったものの参加者は37人?で、平均的な外の人数より多かった。屋内は解放感はないけれども、雨や寒さの心配がいらないせいか。 この日は、少女マンガに詳しい人から話が聞けたのが面白かった。自分もそんなに詳しいわけではないが、80年代くらいまでは男が少女マンガを読むのは珍しいことではなかった。けれども松苗あけみ、川原泉といった名前を他の人と語り合う機会も学校を出てからはなかったので、それだけでも新鮮だった。ただこういうマニアックな話は、知らない人が聞いても何のことかわからなかったと思うけれども。 今の若い人にも自信をもって推薦できる少女マンガって何だろう。『11人いる』(萩尾望都)は入るだろうな。『ホットロード』(紡木たく)も。けれどもそれらは、いかにも少女マンガという作品ではない。それ以外にもよかったものは色々あるのだが、それが時代年齢を問わず普遍的にいいのか、完全に私的にはまっていただけか、よくわからない分野だと思う。 他に聞いた話では、鉄道マニアにも普通の電車のマニアと貨物車のマニアがいるという話。貨物車って時々目の前をザーッと通り過ぎるけど、確かに不思議だ。あれに夢中になるのは確かにすごい。 それから睡眠導入に利用するものも、アンビエント音楽や自然音など人それぞれで、雑学の読み聞かせなどは時々面白すぎて(キリンの睡眠時間があまりにも短いとか)目…

続きを読む

「リベラルはネオリベ」とか「リベラルはいけ好かない」とかいうイメージ

久しぶりにちょっと硬い話を。 なんだかリベラルというと、「いけ好かない」というイメージが広まりつつある気がする。その最たる例として、「リベラルはネオリベだ」というむちゃくちゃな主張が一部でなされている。誰も反論しないのでそれが浸透してしまいそうだ。このままだとあまりそうした領域に関心のない層が、なんとなくそういうイメージを持ってしまう。なので、ここでちょっと言っておきたい。 その前に「ネオリベってよく聞くけど何だろう」という人も多いと思う。今の使われ方では「弱者切り捨ての残酷な奴」くらいの意味だろう。正しくは「ネオリベラリズム(新自由主義)」という経済思想のことで、本来はそういう意味ではない。ここの説明 はまあまあ納得できる。ややこしくなるので、それは文末に書く。 ネオリベは貧困問題のあたりでは「ヒトラー」と同じくらい印象の悪い言葉だ。叩く側としては「あのリベラル連中が弱者切り捨て社会の元凶ですよ」とほのめかして、怒りの矛先をリベラルに向けようということなのだろう。 では「リベラル」とは何か。自分なりに一言で言えば、アメリカの民主党みたいな政治的な姿勢というか。今現在のイメージでは、多様性やフェミニズムなんかを重んじる姿勢、くらいか。そして日本の政党ではリベラルと言えば、立憲民主党あたりを指すのだろうが、多様性などを一番強調しているのは左派だ。もちろんリベラルは「自由な」という意味だから、個人の選択の自由は大事にする。 アメリカでは、多様な人間のるつぼでもあるので、こ…

続きを読む

11月の居場所は屋内で

11月の「不適応者の居場所」は、例年は寒さを気にしながら外でやっていましたが、今年は屋内にしたいです。ここ2か月、雨に降られたので、さすがに外は疲れるなとヘタレました。ただでさえ11月は日没が早くて夕方が寒いのでやりづらく、11時台から始めていました。そこまで早い時間には相当人が来ないことも経験済み。 さらに今年はうっすらとした雨がとても多い。こういう雨、外を歩いているだけならそんなに問題にならなくても、ピクニックではシートが濡れて座れなくなるので致命的です。 いつもの紅葉見?ができなくて残念ですが、中でやったほうが平均的に人数はかなり多いので、それも悪くないかと。0円ショップコーナーも作ります(これまた雨に弱い)。 では暖かい部屋で会いましょう。 ******************************日時:11月23日(土・祝) 14時~18時場所:荻窪駅近くの貸会議室PSP (駅南口から徒歩5分。杉並区荻窪五丁目15-7 白凰ビル 4階 401<図の赤印。Googleマップでは「貸会議室アニノベーション」となっている>)   床に布を一面に敷き、座りたいです。なので最初と最後に会場を作る/元に戻す時間あり。 持ち物:各自の飲み物(飲酒もOK)。食べ物も必要なら。おいしい手作りの食べ物はカンパ制でおそらくそこそこあります(ビーガンもあり)。敷く布は持っていきます。やること:花見のように座って各自勝手に駄弁るだけ。簡単な自己紹介タイムだけはあり。費用:会場代が7千500円かかっ…

続きを読む

また雨が降った10月の居場所

10月の居場所は、また天気に翻弄されてしまった。毎度頭が天気のことでいっぱいなので、天気の話ばかりになってしまう。そのくらい今年は天気にやられている。 まずこの日は、10月だというのに30度を超える異例の真夏日。半袖半ズボンで出かけたいと思うほどだった。ポカポカと日の当たる場所を想定していたのに、そんな場所は暑くて到底無理。予定を変更して木陰にした。それでも上が木で覆われていない、さわやかそうなところを選んだのが裏目に出た。 予報に反して2時間たつと空が雲が覆われて暗くなり、ポツポツと雨まで降ってきた。雨雲レーダーを見ると、少し後に濃い水色の雲がやってくる。そこにパラパラっと多めの雨が来たので、急いで一番木が茂っている林の奥に移動。シートを移動したのも居場所史上これが2回目という珍しさ。シートなど運んでくれたみなさん、どうもありがとう。 そして雨が来るぞ来るぞと思っていたら、、、、結局降らなかった。多少は降ったのかもしれないが、そこでは気づかなかった。まあまあいい判断だったと思う。 結局参加者は30人弱で、それほど少なくなかった。移動後は、X(Twitter)で報告せねばと思っていたのに、忘れてしまった。来たのに場所が見つからなかった人がいたらすみませんでした。 話したこととしては、しゃぶしゃぶのチェーン店「しゃぶ葉」は、デザート食べ放題の店としても優れているという話をして、同じことを考えている人がいたのは嬉しかった。客も女性の若い集団がとても多くて、あれらがみんなしゃぶしゃ…

続きを読む

スポーツジムに行くとうつが晴れることは認めざるを得ない

これまで散々自然がいいみたいなことを言ってきたので、「スポーツジムはいいぞ」とはなかなか言いづらい。けれどもうつに効くことをこれまで色々と挙げてきたのだから、これを挙げないわけにはいかない。 2か月くらい前から、安いスポーツジムに通いはじめた。そこではまっているのがルームランナーのような「ランニングマシン(トレッドミル)」だ。お金を払ってバカバカしい、外を走ればいいじゃないかと誰もが思うだろう。自分ももちろんずっとそう思っていた。 しかし違った。ランニングマシンはリアルに走るのとはまるで違う。まず、ベルトが回っているので自力で前に進んでいない。下に弾力があり、地面のように固くない。そしてエアコンが効いていて暑くならない。 つまりリアルに走るよりもはるかに楽なのだ。(何キロ走ったかが数字で出るが、あのとおりであるわけがない)自分はこれまでにも、よく外を走っていた。けれどもすぐにつらくなるので、1キロ(7~8分?)も続けて走れなかった。だから走るのも気が進まない。(歩くのも30分もすると飽きる)。けれどもこれなら10分でも20分でも走っていられるのだ。「現実にはない軽い全身運動を長く続けていられる機械」と言うべきか。(クロストレーナーという機具でもいい) そうすると軽い「ランナーズ・ハイ」みたいなのがやってくるのだ!一日中ハイキングしていた帰り道、プールで2時間泳いだ最後のあたりに時々来る、まだまだ続けられそうな気がしたり、やたら爽快に感じたりするあれだ。8千歩くらい歩いたり長時間走っ…

続きを読む

短い秋を堪能できる10月の居場所

1年でももっとも過ごしやすい月である10月の居場所は、もちろん公園でやりたいです。公園の居場所をやっていて思うのは、前にも書いたとおりピクニックにちょうどいい季節なんてそんなにないということ。4月、5月、10月の三か月しかないのではないか。そして花見の時期が以前は4月だったのに、3月が当たり前になり、9月もどんどん夏に飲み込まれてきている。夏が拡大しているのは明らかですが、それなら11月の公園も暖かくなったかと言うと、相変わらずピクニックにはギリギリの寒さ。冬は冬でしっかりと寒いので、特に秋が短くなってるように感じます。 というわけで、その短い秋を堪能するいいチャンスなので、ヒマだったら来てください。ヒマじゃなければいいです。 *******************日時:10月19日(土) 13時~17時(17時が日没)場所:代々木公園中央広場の噴水池近く(図の赤印あたり)。正確な位置は当日開始前にX(Twitter)で発表。   持ち物:各自の食べ物、飲み物(飲酒可)。手作りの食べ物(ビーガンもあり)は、カンパ制でそこそこあります。やること:シートを敷いて花見のように座って、花見のように各自勝手に駄弁るだけ。簡単な自己紹介タイムだけはあり。費用:食べ物代のみカンパで賄いたいです。0円ショップ:シートを敷いて0円コーナーを作るので、放出品がある方は利用してください。ただし残ったら持ち帰ってください。対象:ひきこもりがち、フリーランス、労働週4以下、心の病、社内ぼっちなど、様々な理由でつなが…

続きを読む