雨が降った公園の居場所
9月の居場所は、これまでのなかでも5本の指に入るくらいの危機だった。雨の予報がまったくなかったのに、電車で向かっている最中にかなりの雨が降った。すぐにやんだけれどもヤバい予感しかない。
会場で場所を探しているとまたパラパラ降ってきた。雨雲レーダーを見るとなんと全然変わっていて、途中で薄い雨雲がやってきそうだ。
慌てて木の枝に一番厚く覆われている場所を探して、そこにシートを広げた。もし小雨でも降ってきたらどうするか。シートを放置していったん近くの屋根の下に逃げ、やんだら雑巾でシートを拭いて続行するか。もっと奥の木の枝が厚い場所にシートを移すか。
うーーーーーむ。
そして案の定、パラパラ何度か降ってくる。シートに座りながら傘を差す人も現れるくらいの雨だった。ここまででやんでくれと思っているうちに、雨は終わった。
もう少し木の枝が薄い場所にしていたら、会は終了だっただろうな。ギリギリセーフだった。最初に場所を慎重に選んだことが死命を決したな。
これまで途中で中止にした居場所はひとつもない。一番ピンチだったのは、コロナ期間中に明治神宮内を散策して代々木公園でピクニックをした時。ピクニック中に大雨になり、近くの屋根がある東屋に移動して、なんとそこでシートを敷いて数十人が駄弁り会を続けた。
会場にした二子玉川の河川敷に行ってみたら、風が強すぎてピクニックどころではなかった時もピンチだった。風よけになる橋げたにへばりつくようにシートを敷いて、なんとか最後までできた。
あれらが間違…