初夏の「不適応者の居場所」の報告

7月の不適応者の居場所、初めて来られた方や、会社勤めの方が多かった印象。以前のように超満員ではなく、ほどよい混み具合だった。一日店長をやられている方や、一日店長のバーに行っている方、あるいは居酒屋を交流の場にされている方など、色々なつながり作りがあることを知る。自分も最近、偶然見つけたあるパンク・バーに入って盛り上がった話などしたが、やはりそういう場に行くのには敷居の高さを感じる方もいる。この居場所は人付き合いの苦手な人が多いのだから、敷居を低くしたいものだ。 もちろん人間関係や生きづらさの話など、どんな話題も出るのだけど、この日は趣味の話もよく出た。音楽や好きな音、マンガ、本、映画、アニメ、ゲーム、スポーツ、Twitterでよく見ている人、街歩き、海外、野鳥、自然、等々等々。そんな話がよく飛び交う。ある人から「私は〇〇が大好きなんですよ」と聞いた時が、一番その人がわかった気がするし、続いて「えっ! 俺もそれ大好きなんですよ」となった時の、一気に距離が近づく感じは何なのだろうといつも思う。もちろん自分が趣味に入れ込んだ人間だから、そう思うだけかもしれないが。 もちろん、話がさっぱりわからない人がいるかもしれないので、十分気をつけなければならない。自戒を込めて。けれども、通常「社会議論」などに比べて「他愛もない」と低くみられがちな「趣味の話」、価値がないなんてとんでもない。楽しむことが人生の最終目標なのだから、まったく侮れない。(趣味がない人も楽しめる集まりです。念のため) ※おま…

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川崎殺傷事件報道があおる「自殺したい人」への偏見

「自殺をする人は他人を殺しかねない」。川崎の殺傷事件を「拡大自殺」などという自殺の一形態と見なす報道によって、こういうイメージがまき散らされた。拡大自殺とは、自殺したい人が他の誰かや社会に恨みを持っている場合、まずその相手や見知らぬ人を殺してから自殺することを言うらしい。 その拡大自殺の提唱者である片田珠美氏が、その説の元にしているのが、「自殺とは他人を殺したい願望が自分に向かった形である」という「自殺と他殺は表裏一体」説なのだ。その説は彼女の著書『拡大自殺』のなかでも説かれている。こういうおかしな仮説は「死にたい人」に対して、人殺しをしかねないという偏見を生んできた。 こういうことは、傾向としてあると言えるのだろうか? 実際に、数え切れないほどの自殺者の事例に当たり、まわりの死にたかった/死にたい人の話を聞き、何よりも自分が死にたいと思っていた時の経験から言うと、自殺したい人が他人を殺して恨みを晴らしてから死のうとするケースは滅多に見られないと言うほうが正しい。 自殺しようとする人も、「どうせ死ぬのだから何でもできる」などと思っているわけではない。もちろん例外はあるものの、死体の見栄えや迷惑をはじめ、自分の死後のイメージを強く意識するものだ。そもそも、自分の今の苦しみと死と格闘することで精いっぱいで、その前に復讐のために人を殺すという一大事を持ってくるエネルギーなどない場合が多い。 もし日本の自殺者のわずか1%にでも、こうした復讐の殺人を犯す傾向があるとしたら、毎年200~300件の「復…

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7月の「不適応者の居場所」は19日

日頃つながりをなくしがちな人が駄弁ってつながる会「不適応者の居場所」、7月は19日(金)です。ひきこもりがち、フリーランス、労働週4以下、メンヘラ、社内ぼっちなど、様々な理由でつながりをなくしている人が対象ですが、そんなに厳密な参加条件はありません。 トークや上映などがなくても、駄弁ってつながることはそれ自体で、十分会を開く目的になる。それどころか、こうやって会話して楽しむことは、生きることの目的にもなり得る。生活の保障、収入、医療、安全といったことは、生きていくうえで欠かせない大事なものだけれども、あくまでも手段や必要条件。ではそれらは何のために?と考えると、人によるけれども、意外とこうして人と駄弁って感心しあったり、自然を見たり音楽を聴いていいなと思ったり、好きなものを食べてああうまいと思ったりといった、意外にすごくシンプルなことだったりするのではないか。そう思ってます。 日時:7月19日(金)18時~5時間くらい?場所:高円寺・素人の乱12号店料金:会場代、食べ物(ビーガンのケータリング)代、酒・ソフトドリンク代の2万5000~3万円をカンパで賄ってます。注意:ハラスメントや勧誘はやめてください。行政からお金が出ているような支援活動ではなく、相互扶助・シェアの会なので、スタッフのような誰かの面倒をみる係の人はいません。お互いに相手を思いやる気持ちがないと成り立ちません。 ※毎回会場内に0円ショップを作っています。物が欲しい人や放出したい人は利用してください(出した物が残ったら本人が持ち…

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