新刊『人間関係を半分降りる』7/1発売

久しぶりの新刊『人間関係を半分降りる』が、7月1日に発売になる。今は予約を受け付け中。詳しくは、目次なども載っているこのAmazonのページを見てもらえれば。 人間関係を半分降りる: 気楽なつながりの作り方 | 鶴見 済 |本 | 通販 | Amazon こういう事前の宣伝って、なにしろまだ売ってないのだから、どのくらい効果があるのかわからないけれども、まあこの「出版社からのコメント」欄にある、「著者からのメッセージ」を読んでみてほしい。

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梅雨の居場所の報告。悩みがないのが一番いいのか?

6月の「不適応者の居場所」は大体いつもどおり、公園で30人くらい(入れ代わりながら)の参加者でやった。男女比は2:1くらい。今回は20代の人が多かった印象がある。 この日気になっていたのは、2時間後に降りだす予報に変わっていた天気。スタートした時にふと天気予報を見たら、こう変わっていたのだった。 この居場所は雨には弱い。もし降ったらどこに避難するか。避難ができたとしても、降り続いたら会の継続はどうすればいいか。すでに空気は、肌でも感じるくらいに水分を含んでいる。結局降らなかったのだが、前半はそれが頭から離れなかった。 こういう悩みやわずらわしさ。これはこんな集まりをやっていれば、もう絶対についてくる。居場所など色々な活動をやるようになって痛感するのだが、あれこれ何かやって、なおかつ「悩みがなくなった」なんてことはほぼ起こらない。大雑把に見れば、色々やるほどに悩みは増え、やらなくなるほど悩みは減る。これは活動だけでなく、仕事でもそうだ。 もちろん苦手なことは無理にやらず、悩みを無駄に大きくしないことは大事だ。けれども得意なことだけやったとしても、やれば悩みは増える。 ただし、「バカだな、そんなに悩むならやめればいいのに」などと言われたら、それはちょっと違うなと思う。その方針で色々なことをやめていけば、結局「悩まないために何もやらないのがベスト」という結論になるだろう。けれどもそれだと、もっと嫌な「この世界への(生きることへの)興味をなくす」状態が来そうだ。 まあこういう話は、「こ…

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梅雨の居場所も公園で

6月の「不適応者の居場所」もまた代々木公園でどうでしょうか。6月となると、雨が降る降らないはもちろん、晴れれば暑さ、曇りなら夕方の寒さが気になります。各自で心の準備をしてきてください。今のところ当日は曇りで、気温もちょうどよさそうな予報です。 日時:6月18日(土)14時~18時 (雨天の場合は翌日)場所:代々木公園の三本きのこの休憩舎より奥のほうの、木が鬱蒼としているあたり(図の青丸のあたり)。正確な場所は、当日決まり次第Twitterの鶴見アカウントで発表します。持ち物:各自の食べ物、飲み物(酒OK)。おいしい食べ物は、カンパ制でおそらくそこそこあります。対象:ひきこもりがち、フリーランス、労働週4以下、心の病、社内ぼっちなど、様々な理由でつながりをなくしがちな人。注意:・参加者へのハラスメントや攻撃などはやめてください。攻撃を行う人の参加はできません。支援活動ではないので、おたがい様の気持ちで相手を思いやる姿勢がないと成り立ちません。・途中で座る場所を変わったりするのは、こういう集まりでは普通。せっかく来たので、なるべくたくさんの人と話すのもいいです。逆に席を変わられても、がっかりすることはありません。・ずっとは長いので、少しだけいるのも可。・ほとんどの方はひとりで来られてます。では、のんびりやりましょう。

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本当の気持ちを言う時、声が震える(涙が出る)

HSP(繊細さん)関連で、「自分の本当の気持ちを人に言う時、涙が出てしまう」という悩みがよく語られるようになった。例えば、どうしても言えなかった不満を相手に伝える時でも、泣いてしまうので不審がられるとか。 これはHSPに限ったことなのか?自分はかつてHSPの症状がありまくりだったが、今はそれほどでもない。けれどもこの悩みは続いている。 たまにやる大学の講義やひとりでやるトークイベントなどで、最後の10分くらいのところに自分の思いのたけを語る場面を持ってくる。そのあたりにぐっと来る内容を考えていくのは普通のやり方だ。ただ自分はそこで、声が泣いている人のようにようにわなわなと震えてしまう。目も潤むのだが、涙が出るほどではない。生徒全員の顔がハッと一斉に上がるのがわかる。 インタビューを受けている時でも、そうなることがある。それでも講義などの時は、そのまま話し続けることにしている。心が落ち着くまで話を止めたりしない。つまり、それを恥ずかしいことと見なさない。生徒さんたちの目は壇上にくぎ付けになっている。注目してほしいところなのだから、それでいいのかなと。ぐっとくる話をしている人の声まで震えているなんて、なかなかいい演出ではないか。 対策としては、「本当の気持ちを言い慣れていないからそうなる。言い慣れればよい」とよく言われているようだ。けれどもそうだろうか。自分ほど人前でも本音ばっかり言っている人間もそうそういないと思うのに、毎度毎度声が震えるのだ。 これはHSP特有の症状と言うより、人…

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