「不適応者の居場所」2月の報告
2月は気温的には一番寒いとは言えなくても、一番楽しみの少ない月と言える。同じように寒い1月には正月があるし、暑すぎる7、8月には夏休みやレジャーもある。2月はもっとも死んでいる月だ。そんな時期だからこそ、駄弁りなんかはちょうどよかったのか、2月の居場所の参加者は40人弱で、まあ多かった。初めての人は6、7人?いた。この日は気温が低いわけではなかったけれども、寒い月に暖かい室内でやる居場所も落ち着いていいものだ。
早々に合格が決まって受験を終えた来春からの新大学生と、今まさに受験中のお子さんを持つお父さんも一緒に話したりした。そのすぐ脇にコロナの直撃を受けて大学時代につながりを作れなかった学生さんもいた(登校日数がゼロの年もあったという)。こういうつながりも世の中にたくさんできればいいんだが。
それから、そもそも話(や発声)をするのが得意ではないとか、長い間人と話さないでいるうちに苦手になったという人は、この集まりではわりと普通です。自分が社交不安障害だったので、少なくともわかる。自分の場合はたとえば、話しているうちに何か他の焦りで頭が一杯になり、肝心の会話の内容に集中できず、話が途切れることがしょっちゅうだった。「あ、変なことを言ってしまった」なんて焦るのは常。他にも会話中に相手のどこを見ればいいのか気にしすぎて、相手の目を凝視してしまったりするうちに(相手もびっくりして見返す)、頭の中は視線のやり場のことでいっぱいになってしまうなど。(「口を見る」という結論に至った)。
もちろん会…