2月の居場所の報告

極寒のはずの2月の居場所は、まあまあ暖かい日で、窓を開けていても暖房はいらなかった。参加者は45人くらいで、そのうち初めての人が10人以上?いた。そのせいで部屋の熱気があったからかもしれない。2月の3連休は嬉しいけど、何をしたらいいのかわからないところがある。こういう集まりなんかはちょうどよかったのかもしれない。 HSPの人(繊細さん)の居場所によく行っていた人からは、そうした居場所もこくちーずなんかで盛んに告知されていて、毎週のようにあると聞いた。あるひきこもり女子会に行っている人からは、50人くらい集まるとも聞いた。不適応者の居場所は何かに特化した居場所ではないけれども、居場所活動が盛んになっていて何より。 数学の大学院に行っていた人から、数学専攻者の世界の話を聞けたのにもなぜか感激した。以前に寺のお坊さんをやっていた人と話せた時にも、同じような感激があった。普通なら一生話せるとは思わない人と話せてしまう感動というものがある。 そしてやっぱりやってしまった音楽話。ビートルズとビーチボーイズ、CRASSとFUGAZI、ベルベットクラッシュとティーンエイジファンクラブ、カーディ・B、花譜、等々。 最近は心の調子が非常に悪いため、この居場所がなかったらそれも途切れることなく続いていただろう。この年になって思うのは、悩みがなくなることなんか一生ないということ。誰だってそうなのだ。 ※写真はバレンタインデーにちなんで、参加者の一人が配ってくれたチョコのクッキー。心が温まる。

続きを読む

2月の不適応者の居場所も荻窪で(追記あり)

一年で一番寒くて、おそらく一番辛い月である2月。居場所でも行って乗り切りましょう。また荻窪でどうでしょうか。 ちなみにあまりに寒いので、先日サウナ付きスパに行った。ジャグジーやサウナに長時間浸かって帰ると、頭がやけにスッキリしている。そんなに身体に大きな変化があったとは思えないので、やっぱり入っている間に、考える脳を使うのを止めたからではないかと思った。入っている間に「あー、考えられないな」「今考えてないな」と思ってたのだ。身体感覚に気持ちが向いているので、考える脳は休んでいた。思えば日頃は、考える脳がフル回転しすぎで、全然休ませていなかった。悪いことを考えるのを止めるだけでなく、考えること自体を止めるのも大事だなと思った次第。今は常時接続のネット環境があるから、こんなふうに力技で断ち切らないと、ずっと考えてしまうことさえ中断できない。 居場所でくだらない話をするのも、いつもの考えをいったん止めるのにはいいです。 ****************************日時:2月24日(土)14~18時 場所:荻窪駅近くの貸会議室PSP (駅南口から徒歩5分。杉並区荻窪五丁目15-7 白凰ビル 4階 401<図の赤印。Googleマップでは「貸会議室アニノベーション」となっている>)   床に布を一面に敷き、座りたいです。なので最初と最後に会場を作る/元に戻す時間あり。持ち物:各自の飲み物(飲酒もOK)、食べ物も必要なら。おいしい手作りの食べ物はカンパ制でおそらくそこそこあります。敷く布は持…

続きを読む

「不適応者の居場所」はこんなふうに思いついた

5年前から毎月やっている「不適応者の居場所」。これまでそれを考え出した経緯をちゃんと書いてこなかったけれども、忘れないうちに書きとめておきたい。 立ち上げるまでの具体的な経緯はというとーー自分がこの居場所を立ち上げたのは2018年11月。日本ではひきこもり問題とともに、その居場所を作る活動が盛んになってきていて、その動きに注目していた頃だ。 自分も「庵(いおり)」というひきこもりの人の居場所に、何度も参加させてもらっていた。庵にはとてもたくさんの人が訪れていて、いくつものグループに分かれて討論をする、とてもいい集会だった。けれども自分は、雑談をするだけの集まりはできないかなと思っていた。 たまたま「最初から2次会」をモットーに、居酒屋などで雑談するひきこもりの居場所「いけふくろうの会」を開催していた伊藤書佳さんと知り合いだった。そこで伊藤さんに、「討論やトークイベントなしで参加者が自由に駄弁りはじめるかどうか」を中心に詳しく聞いてみた。そしてやってみるしかないということになり、場所を予約したのだった。 その前に、形態を決める必要がある。最初は自分も、ひきこもりの人の居場所をやるのがいいのかなと思っていた。けれどもフリーランスの居場所だってあってほしいとも思った。それならいっそのこと、対象は「つながりをなくしがちな人全般」、やることは駄弁りのみ、もちろん酒あり、で行こうと決心した。 この自分がやるのだから、優等生ぶったって何にもならない。自分がやさぐれていた若い頃なら、真面目な居場…

続きを読む