桜がまったく咲いていなかった花見居場所
今年初めての屋外での居場所は、去年と同じく早めの花見にした。去年と違ったのは、とにかく毎日気温が低いこと(というか去年が高かった)。予定していた土曜は雨で日曜に延期にしたけど、気温だけでも無理だった。
日曜に行ってみたら、去年はそこそこ咲いていた桜(ソメイヨシノ)が今年はまったく開花前。それでも公園はフライングしてしまった花見客でにぎわっていた。参加者は開始後1時間くらいは、自分も含めて5人。もともと精神状態が悪いので、延期になったから来られないのかなとそこそこ落ちた気分に。それでも結局は30人弱の人が集まった。
ここ2,3年聴きはじめたヒップホップの話を何度かして思ったが、やっぱり趣味の話はいいものだ。もちろん誰もがそうとは言わないが。自分は若い頃から何よりも音楽によって、力づけられて生きてきたのだった。
「あなたはまわりに支えられて生きている」などとよく言われる。自分が一番苦しかった時、自分を力づけてくれたのは「人間」ではなかった。そういう時に「人間」に助けてもらった記憶は不思議とない。むしろ「人間」のせいで苦しんだのだった。自分を力づけてくれたのは音楽だった。陳腐な言い方かもしれないが。だから自分は、人間より音楽に感謝する。
00年代から10年代前半は新しい音楽に興味をなくしていて、誰でも年を取るとこうして卒業するのだろうと思っていた。けれども最近また音楽から力を得るようになって、昔の感覚を思い出した。音楽が人を支える力については過小評価されている。映画でもアニメでもアートでも演…