11月の居場所の報告

11月の不適応者の居場所は、11月にしては暖かいなか屋内でやった。エアコンをまったく使わなくていい絶妙な気温。公園でもできたかなと思ったものの参加者は37人?で、平均的な外の人数より多かった。屋内は解放感はないけれども、雨や寒さの心配がいらないせいか。 この日は、少女マンガに詳しい人から話が聞けたのが面白かった。自分もそんなに詳しいわけではないが、80年代くらいまでは男が少女マンガを読むのは珍しいことではなかった。けれども松苗あけみ、川原泉といった名前を他の人と語り合う機会も学校を出てからはなかったので、それだけでも新鮮だった。ただこういうマニアックな話は、知らない人が聞いても何のことかわからなかったと思うけれども。 今の若い人にも自信をもって推薦できる少女マンガって何だろう。『11人いる』(萩尾望都)は入るだろうな。『ホットロード』(紡木たく)も。けれどもそれらは、いかにも少女マンガという作品ではない。それ以外にもよかったものは色々あるのだが、それが時代年齢を問わず普遍的にいいのか、完全に私的にはまっていただけか、よくわからない分野だと思う。 他に聞いた話では、鉄道マニアにも普通の電車のマニアと貨物車のマニアがいるという話。貨物車って時々目の前をザーッと通り過ぎるけど、確かに不思議だ。あれに夢中になるのは確かにすごい。 それから睡眠導入に利用するものも、アンビエント音楽や自然音など人それぞれで、雑学の読み聞かせなどは時々面白すぎて(キリンの睡眠時間があまりにも短いとか)目…

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「リベラルはネオリベ」とか「リベラルはいけ好かない」とかいうイメージ

久しぶりにちょっと硬い話を。 なんだかリベラルというと、「いけ好かない」というイメージが広まりつつある気がする。その最たる例として、「リベラルはネオリベだ」というむちゃくちゃな主張が一部でなされている。誰も反論しないのでそれが浸透してしまいそうだ。このままだとあまりそうした領域に関心のない層が、なんとなくそういうイメージを持ってしまう。なので、ここでちょっと言っておきたい。 その前に「ネオリベってよく聞くけど何だろう」という人も多いと思う。今の使われ方では「弱者切り捨ての残酷な奴」くらいの意味だろう。正しくは「ネオリベラリズム(新自由主義)」という経済思想のことで、本来はそういう意味ではない。ここの説明 はまあまあ納得できる。ややこしくなるので、それは文末に書く。 ネオリベは貧困問題のあたりでは「ヒトラー」と同じくらい印象の悪い言葉だ。叩く側としては「あのリベラル連中が弱者切り捨て社会の元凶ですよ」とほのめかして、怒りの矛先をリベラルに向けようということなのだろう。 では「リベラル」とは何か。自分なりに一言で言えば、アメリカの民主党みたいな政治的な姿勢というか。今現在のイメージでは、多様性やフェミニズムなんかを重んじる姿勢、くらいか。そして日本の政党ではリベラルと言えば、立憲民主党あたりを指すのだろうが、多様性などを一番強調しているのは左派だ。もちろんリベラルは「自由な」という意味だから、個人の選択の自由は大事にする。 アメリカでは、多様な人間のるつぼでもあるので、こ…

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11月の居場所は屋内で

11月の「不適応者の居場所」は、例年は寒さを気にしながら外でやっていましたが、今年は屋内にしたいです。ここ2か月、雨に降られたので、さすがに外は疲れるなとヘタレました。ただでさえ11月は日没が早くて夕方が寒いのでやりづらく、11時台から始めていました。そこまで早い時間には相当人が来ないことも経験済み。 さらに今年はうっすらとした雨がとても多い。こういう雨、外を歩いているだけならそんなに問題にならなくても、ピクニックではシートが濡れて座れなくなるので致命的です。 いつもの紅葉見?ができなくて残念ですが、中でやったほうが平均的に人数はかなり多いので、それも悪くないかと。0円ショップコーナーも作ります(これまた雨に弱い)。 では暖かい部屋で会いましょう。 ******************************日時:11月23日(土・祝) 14時~18時場所:荻窪駅近くの貸会議室PSP (駅南口から徒歩5分。杉並区荻窪五丁目15-7 白凰ビル 4階 401<図の赤印。Googleマップでは「貸会議室アニノベーション」となっている>)   床に布を一面に敷き、座りたいです。なので最初と最後に会場を作る/元に戻す時間あり。 持ち物:各自の飲み物(飲酒もOK)。食べ物も必要なら。おいしい手作りの食べ物はカンパ制でおそらくそこそこあります(ビーガンもあり)。敷く布は持っていきます。やること:花見のように座って各自勝手に駄弁るだけ。簡単な自己紹介タイムだけはあり。費用:会場代が7千500円かかっ…

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