桜がゼロだった早花見の報告
「不適応者の居場所はどんなものか?」と聞かれると、いつも「花見みたいなもんですよ」と説明している。「花見の時だけは、隣に座った知らない人と話すじゃないですか」などと。
そして3月の不適応者の居場所は、まさに花見シーズンに花見の名所・代々木公園でやった。ただし例年混雑を避けて、少し早めの花見をやることにしている。けれどもこの日は早すぎて、桜(ソメイヨシノ)の開花はゼロ。桜の話題もほとんどなく、年中花見だ花見だと言っているのに、まったく花見にならなかった。参加者は初めての人が多めで、35人くらい。福岡からこのために来てくださった方がいた。
そして4日前に雪が降ったので、寒さを警戒して夕方は早く終わる時間設定にしたのに、この日の東京は26℃の夏日。さすがに3月の夏日は予測できなかった。
*************************●演劇のワークショップにいくつか参加したという人の話も面白かった。例えば「〇〇をあなたなりに体で表現してください」なんて言われて、自分はみんなの前でできるだろうか。色々なことをためらわずに体験するのがいい、と言われていて、自分もそう思う。けれども体験とは旅とか絶叫マシーンとか、そういったものばかりではない。こういう緊張を伴う体験こそ、「ああ、めったにない体験をした」と全身がしびれるような感激を伴うだろうなと思う。
●NHKオンデマンドの番組を見て、近現代史の勉強をしているという人がいたので、NHK『映像の世紀』の一番最初の11本をお薦めした。これは20世紀の大きな…