2008年10月27日

警察がまた無理矢理逮捕者を出した

stop the violence.bmp反G8デモに北海道に行った時も目の当たりにしたが、また同じような警察による無茶苦茶な逮捕が渋谷で起きてしまった。

なんだか、社会に対して文句を言おうと声を上げ始めた人を押さえ込もうとしてるように見える。

すでにテレビや新聞で報じられているように、今回渋谷で逮捕された3人は、麻生太郎首相の豪邸を見てこの格差社会をリアルに実感しようという「リアリティー・ツアー」の参加者だった。
このツアー、というか見学会は渋谷駅前で集合した後、50人ほどで首相の豪邸に向かおうとしていた。
記者会見で流された逮捕時の映像を見る限りでは、まずは出発した直後の普通に歩いていただけの一行の誘導をしていた人を、突然警察が大勢で襲いかかって力づくで取り押さえた。別の逮捕者など、何度見ても一体何をしたのかわからないのに(体が触れたのかもしれない)、突然「公妨!公妨!(公務執行妨害)」と怒鳴られて、路上に倒され、手足を抱えられて運ばれているのだ。
札幌のデモでの悪夢の逮捕を思い出した(当然のことながらその時の4人の逮捕者は、とっくに不起訴で無罪放免となっている)。

話はより細かくなるが、テレビや新聞で「無届のデモ」による公安条例違反なんて報じられてるのも全然違う。ツアーの一行は駅前で集合した段階で、行く途中どころか、首相邸付近での行動についてまで警察から「5人ずつなら通す」との了解を得ている。しかも、プラカードや風船は警察との話し合いに応じて下げていたし、マイクで何かを訴えていたわけでもない。要するにデモンストレーション(示威行為)は行なっていなかった。そもそも警察側でもこれを「デモ行進だ」と言ってはいなかったのだ。
報道されているような警察からの「再三の警告」もなかったし、ましてや一方的に押さえ込まれたわけだから、「警察に暴力を振るう」余地すらない。何も問題が起きていないところに無理矢理暴力沙汰を起こしているのは、またしても警察のほうだ。さすがに呆れる。

留置場生活なら自分にも経験があるが、ここまで何もしていない人があんなに苦しい思いを十数日あるいは数十日にもわたって強いられるのは、あまりにも理不尽だ。
我々はいい加減に、この国の「逮捕」と「代用監獄制度」についても文句を言ったほうがいい。
相手が政治家であれ金融業者であれ、我々が普通に街中で社会に文句を言う声を上げられなくなっているのは、ひとつにはこの警察の手口のせいでもある。



フジニュースネットワーク(による誤報)

「麻生首相の自宅を見に行こう」と無届けでデモ行進、警察官に暴力振るった男3人逮捕
http://fnn.fujitv.co.jp/news/headlines/articles/CONN00143019.html
産経ニュース(による誤報)

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/081026/crm0810262011022-n1.htm

逮捕者救援のためのブログ「麻生でてこい救援ブログ」
(逮捕の瞬間や駅前での警察とのやり取りの動画もあり)
http://asoudetekoiq.blog8.fc2.com/

posted by 鶴見済 at 19:01| 人間界の政治 | 更新情報をチェックする