11月28日(土)は何の日かというと、世界的に”Buy Nothing Day”(無買日)だ(北米では27日)。
右のイルコモンズさんによるポスターを見てもわかるとおり、「買わない」ということは「自分でやる(DiY)」ということだ。
我々自身もこの国も、食べもの作りをはじめとする何もかもをカネで人にやってもらい、そのカネを稼ぐために自分は特定の仕事だけに専念することに慣れすぎた。その結果、普通に生き物として生きることがどういうことなのか、わからなくなった。
それを思い出すためにも、もちろん消費社会に反対するためにも、一年に一日くらいは世界中の皆が何も買わずに過ごしてみるべきだ。
Buy Nothing Day Japan HP http://www.bndjapan.org/japanese2/index.html
(このHPには、BNDの解説の他にも、ただ買わないだけではなく積極的に何かやる方法が多数紹介されている。http://www.bndjapan.org/japanese2/hands_and_feet/ideas.html )
Buy Nothing Day(international by ADBUSTERS) https://www.adbusters.org/campaigns/bnd
イルコモンズのふた。http://illcomm.exblog.jp/10319703
そして同じく、28日(土)にはWTO(世界貿易機関)と宮下公園のナイキ化に反対するデモもある。
世界社会フォーラム(首都圏)HP http://tokyo.socialforum.jp/Entry/15/
さらに29日(日)には、毎年行なわれている「反戦と抵抗の祭<フェスタ>09」の大サウンド・デモが行なわれる(フェスタ自体は28日から)。
反戦と抵抗の祭<フェスタ>09 HP http://a.sanpal.co.jp/r-festa/
反戦であれ反資本主義であれ反地デジであれ、何かに反対していても、部屋のなかで悶々と怒っているだけでは、どうしても無力感を感じてしまう。実際には怒っている人はたくさんいるのに、テレビや新聞や雑誌を見ているだけでは、自分以外の誰もそれに反対していないような気がしててくる(大企業からの広告費を重要な収入源にしているマスメディアは、当然大企業や資本主義の利益に反することは言わなくなっているのだ)。
その点、デモは違う。自分は当たり前に戦争に反対だが、反戦のデモであってもきっと、資本主義や格差や生きづらさに反対している多くの人に会えるだろう。
我々はあまりにも長い間、文句も言わずに我慢してきた。もうこれ以上我慢しなくてもいいと思う。
写真は08年の反戦と抵抗の祭<フェスタ>の様子(photo by mkimpo)
追記:フリーターら300人が反戦デモ 東京・新宿で行進(共同)
http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009112901000553.html