宮下公園は燃えている!

宮下公園の作品.jpg宮下公園が大変なことになっている。


昨日アーチスト・イン・レジデンスが始まったこの公園に、今朝渋谷区がナイキ化工事のためのフェンスによる囲い込みにやってきた。が、集まっていた反対者たちの猛抗議により、彼らを追い返し、フェンスも開放させたのだ。

民主的な手続を一切踏まえず、強引にこんなことをしようとしたら、当然こうなる。

明日は、自作の服で表参道を歩く「ノー・ナイキ・ファッションショー」があり、彼らがまた囲い込みにやってくるかもしれないし(16日か17日が囲い込み予定日となっていた)、ドラムサークルまであるかもしれないので、行こうと思う。

今日の経緯や明日の予定は⇒A.I.R Miyashita Park 前のブログの追記も参照


インターネットやテレビの画面でもそうだが、企業は自分たちの広告が出せるスペースを全力で探している。例えば、日本では自動販売機の新たな置き場所はもうなくなったとまで言われていて、今では他社のスペースを奪い合っている状態だ。アメリカやイギリスでは学校への自販機の進出が著しい(註)。


我々の視界は企業の広告で埋まっていて、すでに窒息しそうだが、止めないとまだまだ増えるはずだ。

(註)ちなみにアメリカの小学校の授業には、「ナイキのスニーカーをデザインする」という課題まで登場した。「教育」という公共ジャンルへの企業の侵略も激しい。

写真は宮下公園におけるアーチスト・イン・レジデンスの作品。A.I.R Miyashita Park HPより