2010年04月12日

アースデイが宮下公園ナイキ化に反対声明!

「現在、特に問題視されているのは宮下公園のナイキ化です。自治体と企業が共謀して行う街の美化という見せかけの環境配慮によって、エコロジーが商業主義の道具となり、公共空間の企業広告のための私有化という、本来のエコロジーからかけ離れた、グリーンウォッシングが行われようとしています。」     
                                   ──アースデイJP

 

アースデイJP(註1)が、エコロジーの立場から宮下公園のナイキ化に反対している。新自由主義、野宿者、公共空間等の問題にも積極的に言及している。
エコロジーの視点から見る宮下NIKEパークの問題点

 

宮下公園のテーブルと椅子.bmpエコロジーの側がナイキ化に反対するのは、自分としてはとてもよくわかる。何しろ世界中で起きている環境破壊の元凶も、企業と行政が癒着して進めている、どう考えても持続不可能なこの経済の仕組みそのものだからだ。

何か新しいものを建設することを“いいこと”として喜ぶ時代は、とっくに終わっている。今あるものを、どのようにうまく使っていくかが問われているのだ(今の時代に“クリエイティブ”なんていうものがあるとしたら、そういうものであるはずだ)。ゴミを使ったアート作品やゴミを使った生活も、もっとそういう視点で評価されるべきだ。


今も反対の集会と監視行動を続けざるをえない宮下公園では、自分たちの手で作った、誰でも使えるベンチとテーブルが設置された。公園を“クリエイティブ”に使うための素晴らしいアイデアだ(註2)。


(註1)アースデイとは、70年から始まった、毎年4月22日(地球の日)に全世界で行なわれる環境イベント。日本でも代々木公園をはじめとする全国で開催され、近年は代々木公園2日間で12万人以上もの来場者がある、国内で最大の市民フェスティバルとなっている。

(註2)こんなことは当然行政がやるべきことだが、彼らは逆にこの公園からベンチを撤去してきたのだ。
写真は宮下公園に設置された、皆のためのDIYベンチとテーブル。カフェや上映会も、もちろん利用者の邪魔にならないように配慮しつつ開かれている。⇒守る会 A.I.R HP

ちなみにこの問題について、頻繁に意見が交わされているtwitter上で(「宮下公園」「#miyashita」で検索すると読める)、ナイキ化に肯定的な発言を行なっている渋谷区議会議員・鈴木けんぽう氏は、渋谷公会堂が「CCレモンホール」となる起点となった提案を行なった人だ。宮下公園についても、公共(皆)のものを私企業に売り渡すこと自体が問題なんだが。⇒鈴木けんぽう氏のブログ

posted by 鶴見済 at 12:40| 宮下公園ナイキ化問題 | 更新情報をチェックする