『Rooftop』の宮下問題インタビューに答えた

ロフトが出している音楽文化雑誌『Rooftop』(註)で、宮下公園問題を中心にインタビューを受けた。記事はネットでも読める(誌面に印刷されたものとは内容が若干違っているが、こちらが本文)。

鶴見済が語る!! 宮下公園ナイキパーク化問題


宮下公園 シルクスクリーン 011.jpg宮下問題については、例えば ⇒AIRのサイトのQ&Aのページ などに詳細に書かれているので、そういった話は省かせてもらって(そもそも自分はそれを語るような立場にはない)、ここではこの問題を取り巻く状況や、反対運動に対する人々の反応などについて多く話している。例えば以下のような。

「弱い人のために色々と頑張ってる人に向かって、弱い人がガンガン文句を言うみたいなことを安易に、行政に誘導されるがままに、やってきちゃったというか。『小泉最高』とか言っちゃったりして。だから弱い人が弱い人を叩くみたいなバカなことはやめて、まとまって自分たちの生きやすい社会のために抵抗した方がいい。(註2)」

「新しい携帯が出たとかいってそれを喜んで買うとか、新しい公園作ってくれないかなとか、そういう受動的なことばっかりが喜びじゃないですか。娯楽に限らずDIY的な生き方をもっとやっていかないと、ほんとに企業の手のひらの上で遊ばされてるだけになっちゃうでしょう。(註3)」


(註1)『Rooftop』はロフトが出している音楽・文化情報フリーマガジンで、レコード屋やライヴハウス、ロフト各店などに置いてある。自分も80年代の頃からの『Rooftop』を今でもたくさん保管しているが、今号で紙媒体としては最後になるそうで、そこに参加できて光栄。

(註2)関連日記:エリートがB層(大衆)をだましている (B層とは、「具体的なことはわからないが、小泉首相のキャラクターを指示する層、内閣閣僚を指示する層」のことだそうだ。ただし責められるべきなのは、もちろんだまされた方ではなく、だました方。)

(註3)関連日記:電通の広告戦略を分析する
写真はインタビューにも出てくる、宮下で作ったシルクスクリーン。意外に簡単に作れた。