2011年02月02日

なぜヒトは革命するのか?

「おそろしい仕組みをつくって人びとをいじめていた者たちと、『仕方がないよ、そういう仕組みなんだから』と従いつづけていた者たちは、ある日、とつぜん町のなかが騒がしくなったと思うと、次の日には、かならずパンツ一丁で逃げまどうことになるのでした。

灰色は、その歴史を、なるべく人びとに見せないようにしていました。それは、あまりにも大きな、楽しさとか、喜びとか、希望とか、優しさとか、おもしろさを、人びとに与えてしまうからでした。」  ──小沢健二、『うさぎ!』第二話より(註)


egypt.jpgエジプトで起きている革命を見ると、どうして怒った人々はこうも同じ行動をとるのかと驚く。まず街の中心の大きな広場に大勢で集まり、行進しようとする(今回行進は見送られたが)。人々は手にメッセージを書いた紙やボール紙を持ち、皆で同じ言葉を叫んで気勢を上げる。

自分がリアルタイムで見ることができた86年のフィリピン革命も、89年の東欧革命も、そしてこの北アフリカの革命も、はるか昔のフランス革命もこういうことだった。

これは、今我々がデモでやっていることともそっくりだ。デモに行く“意味”というものがわかるような気がする(そして、警察がデモを押さえ込もうとすることの意味も。彼らはデモが恐いのだ)。


我々だって、「仕方がないよ、そういう仕組みなんだから」と従いつづけなくていいのだ。50年間もほぼ一党独裁の政治を許してきて、ようやく自分たちが選んで政権交代をしたと思ったら、その2番目のリーダーが、前の独裁政権とまったく同じ政治を始めてしまったんだから。


(註)この言葉は、小沢健二の『毎日の環境学』の帯にも、何の説明もなく書かれている。

参考ニュース映像:エジプト情勢:軍部の一部が政府方針に背き始める (YouTube(現在進行中の革命で一番グッと来た、軍と市民がひとつになった瞬間を報じている)

革命生中継テレビ:アルジャジーラ・イングリッシュ

posted by 鶴見済 at 21:25| 日記 | 更新情報をチェックする