2011年02月12日

エジプト革命を日本人はどう見ているのか?

!El Pueblo Unido, Jamás Será Vencido! (皆がつながれば、負けることはない。)                ──ラテンアメリカ民衆の抵抗運動のコール


キャンプと人で埋まるタハリール広場.jpgエジプトの革命は素晴らしい。そしてこれを見ていると、どうしても「じゃあ、我々は何なんだ!?」と思ってしまう。ヨーロッパや北米でも、もちろん南米でも、大規模なデモが頻繁に起きる(註1)。日本人はなぜこんなに従順なのか、と。

気になるのが、「とにかく一日も早い安定を」「周辺諸国も不安定化する懸念」「観光による損失が一日当たり30億円」「石油供給への影響は?」などという、ニュースで散々聞かされてきた台詞だ(註2)。

こういう台詞は、民主化に賛成か反対かという域を超えている。そんなことはどちらでもよく、安定していさえすればいいのだ。極めてビジネスマン的である。そしてこれが日本人の革命やデモに対する、平均的な感覚なのではないか?

こいう立場はわかっていないのだ。自分たちの意見も聞き入れられない社会に生きているなら、どれだけ安定していも、どれだけカネが儲かっても、幸せでもなんでもないことを。


(註1) 欧州、アラブ諸国世界各地でデモなのに なぜ日本はこんなに静かなのか? (東京) ここでは記事の前文しか読めないが、大手新聞がこういう特集記事を組んでいるというだけでも、特筆に値する。

(註2)ムバラク政権崩壊:日本、不安定化を警戒 (毎日)

「(速やかに)憲法からの逸脱状態が回復されることを期待する」(12日、前原誠司外相談話)、「民主主義が育っておらず、この状態で大統領がいきなり辞めてどうなるか」(外務省幹部、←ここの部分の記事が後に差し替えになっていた!)、だそうだ。これが民主主義でなくて何なのか聞きたい。

感動映像:ムバラクが辞任した瞬間のカイロ・タハリール広場 (YouTube
写真は、とんでもないことになっているタハリール広場。真ん中がキャンプ・サイトでそれを数十万人の人々が取り囲む。誰が仕切るわけでも、警備するわけでもないのに、混乱などない。

posted by 鶴見済 at 23:49| 日記 | 更新情報をチェックする