2011年06月13日

サマー・オブ・ラヴのような出来事(追記あり)

611アルタ前集会.jpg「要求項目!!!!

私たちは以下の5つの項目を日本政府に要求します。

1.稼働中の原発の停止

2.定期検査中等で停止している原発を再稼動しないこと
3.原発の増設中止

4.児童の許容被曝量20ミリシーベルト/年の完全撤回

5.原子力発電から自然エネルギー発電への政策転換」

──611アルタ前集会で、アルタに映された原発やめろデモ!!!!の要求


新宿アルタ前広場が解放区になった。

自分にもわけがわからなかったが、西口の中央公園から2万人のデモ隊が終点・アルタ前広場に到着した頃、渋谷、港区、国立など都内で行われた他のデモの参加者も、アルタ前の集会に合流していたようだ。

自分はしばらく、広場の最後列なのにぎゅうぎゅう詰めという状態で、あまり聞こえないスピーチを眺めていた。が、いい加減に諦めて人ごみをかき分け、デモが終わっても会場の隅で何時間も(!)盛り上がり続けるドラムとダンスの輪に加わった。自分だってドラムは、デモで散々叩いた後だというのに、だ。
これほどの事態は、あまり経験したことがない。変な例えだが、ベルリンのラヴ・パレードみたいだった。

そうしているとアルタの壁に、原発やめろデモ!!!!!の要求項目が映し出された。気づいた人が、それを指差して皆に知らせている。なぜか涙が出そうになった。日本政府への要求をアルタに映すという、この堂々とした態度がいい。


アルタの文字.jpgここ3ヶ月、海外のことに目を向ける心の余裕はなかったが、エジプトに続いてヨーロッパでもこんなことが起きている。悲惨な状況だからこそ人が集まっているのだから、単純に喜ぶわけにはいかない。けれどもこれは、何度目かのサマー・オブ・ラヴかもしれない。少なくとも、そのくらいの大きな“何か”として、後々語り継がれるだろう。


(参考)611メディア報道について (小倉利丸氏、報道のリンク一覧あり)

この日のアクションの全国的、世界的な広がりからすれば、新聞報道の扱いは小さすぎる。自分が紙面を見た限りでは、五大紙のうち朝日と毎日にしか載っていなかった。

ちなみに、4月に高円寺で1万5千人のデモがあった時、記事を掲載しなかった朝日新聞に20数通の苦情が寄せられ、そのことが編集部内に回覧された。そのせいで次の週からは、朝日新聞ではデモの記事が載るようになったのだと、朝日の記者の方から聞いた。確かに、こういう件で20何通も苦情が来るのは、驚くほど多いかもしれない。これを知ってから、自分はまめに新聞や企業にも文句を書くことにしている。

(当日映像など)WE ARE ALL RADIO-ACTIVISTS (イルコモンズのふた。)

(参考映像)核は大地に刻まれていた〜死の灰消えぬ脅威〜(3)

ソ連の核実験場だったカザフスタンの被曝者を追ったドキュメンタリー。体内に入った放射性物質は放射線を出して遺伝子を切断し、切られた遺伝子のなかには、変な風にくっつき合うものが出てくる。それらが分裂を始めてしまい、癌をはじめとした様々な病気が発生するという。それなら、基準値以下はまったく問題ないわけはないだろう。

(参考ニュース)放射性ストロンチウム 地下水から検出 (東京)
保安院は海水からの検出について、またしても「予想していた」と言う。わかっていたなら、なぜ調べなかったのだ。

(追記)

原発凍結賛成は94% イタリア国民投票、開票ほぼ終了 (朝日)

将来的に「脱原発」賛成74% 朝日新聞世論調査 (朝日)

イタリアでも日本でも、脱原発派は圧倒的多数派であることがわかった。けれどもこの国は、一向に脱原発に向かわない。つまり、我々の民意を無視して物事を進めている少数の連中が確実にいる。そういうことも、311以降ハッキリ見えた。これは原発に限ったことではない。

イタリアの原発再開否決「倣うことはない」 与謝野経財相 (産経)

posted by 鶴見済 at 21:55| 原発 | 更新情報をチェックする