2007年03月11日

選挙には行こう

ベネズエラの民衆デモ.jpg最終的に一握りの“競争好き”の人しか得をしないような経済政策を政府が取る、というのはどこかおかしい。
いわゆる“ネオリベラリズム(新自由主義)”経済と、貧富の格差の問題なんだが。
民主主義社会である以上、そういう政策は多数決で決まってるはずだが、それによって大多数の人が損をするだなんて、民主主義がちゃんと機能していないんじゃないか? ちゃんと知らされてないというか。

例えば──。
“アメリカの裏庭”と呼ばれてしまったラテンアメリカの国々は、この“ネオリベラリズム”の実験場となってしまい、市場の自由競争化、海外資本の導入、公共事業の民営化なんかが進められた結果、富は海外に流れ出し、国内の貧富の差が極端になった。

南米大陸の北にあるベネズエラでは、人口の1割にも満たない人が富を独占してしまい、首都カラカスでは6割を越える人々がスラムの不法住宅に住むようになった。
一応民主主義の体裁は取っていたこの国で、こういうことも起きるということに驚かされる。
そこに登場したのが、今や世界の反米の星、ウゴ・チャベス大統領で、社会福祉政策を推し進めて(南米はこういう方向に向かっている)、貧困層から絶大な支持を集めている。
そして、それまでの政治を「偽りの民主主義」と呼んで批判してるのだ。

そして、日本でこのネオリベラリズムの政策を大々的に推し進めたのが小泉前首相であり、今もそれは続いている。
日本の格差の拡大は、すでにある程度実証済みのこととも言える。

あるいはこれも、別の形の「偽りの民主主義」なのかもしれない。

こうなったら、どの政策が自分の得になるのか考えたうえで、選挙に行って、投票しないとヤバイ。ちゃんと民主主義をやれば、ベネズエラのようにうまくいくはずなのだ。

posted by 鶴見済 at 11:43| 人間界の政治 | 更新情報をチェックする