2007年04月01日

男は家庭科を知らなくていいのか?

家庭科なんて小学校の時以来、男にはまったく関係ないものになってるが、ずっとこれを知らないままでいいんだろうか。

例えば、家庭科の教材として使われる、その世界では大変有名な『食品成分表』という本がある。穀類、菓子類、魚介類、野菜類、果実類……などに分けて、ありとあらゆる食品について、たんぱく質、脂肪、炭水化物、ミネラル、ビタミン‥‥等々がどれだけ含まれているのかが事細かに記されてるんだが(そして自分にはそれらが、一日どれだけ必要なのか、も)、これが面白い。

こういったことは、自分の体のためには不可欠な情報だし、何よりも普段食べているものに俄然興味がわいてくる(と言うよりも、これまであまりにも知らなさすぎた)。
さらにそれらが自分の体のなかでどのように血肉化されるかまで調べていくと、これはもう単なる栄養学にとどまらず、人体に関する生化学ですらある。
こうなってくると、食材の選び方も変わってくるし、栄養価に乏しい外食なんかするのが空しくなり、売られている食品についても、それらが獲られ作られ、加工され、流通されて、自分の体に入るまでの過程まで意識せざるをえなくなるので、人間社会の問題まで考えざるを得なくなってくる。

こういった家庭科的な知識や視点が、この国の男からはごっそりと抜け落ちているはずだ。そういう「大人の男」の価値観だけで動いている経済や政治は、「家父長的」に偏っていてよくない。

posted by 鶴見済 at 20:04| 自然界 | 更新情報をチェックする