2007年04月10日

人柄で政治家を選んではいけない

今回の都知事選のNHKの出口調査によると、候補者を選ぶ際に何を重視したかの質問で、一番多かった答が「人柄」だった。
その結果にも驚くが、それが大して問題にもされてないことに、より驚く。

当たり前のことだが、政治家の良し悪しと「人柄」とは何の関係もない。
芸能人なら、「人柄」はある程度本業とも言えるので、それを重視してもいいだろう。が、政治家の本業は政治なのであって、人柄が最高だろうが最低だろうが、単に「いい政治をやった(やる)人がいい政治家である」だけなのだ。
だから、人柄なんか関係ないどころか、むしろ政治家を人柄で選んではならないのだ(人柄が最高にいい、危険な政治家が出てきたらどうするんだ?)。

さらに当たり前のことを確認しておくと、選挙は芸能人の人気投票とは違う。
選挙とは、いちいち全員の意見を聞いて政治を行うわけにはいかないので、各自が自分の意見や利害を、自分に代わって政治に反映してくれる代理人・代表者を投票で決める制度なのだ。

──まあ、何と言ったらいいのかわからないが、芸能人も政治家も、テレビに出てるから同じようなものだと思って、「人柄」だの「キャラ」だので選んだり騒いだりしてると、結局自分自身が損をすることになると思う。その政治家が、自分の意見や利害を代表してくれるとは限らないんだから。

石原慎太郎とか小泉純一郎といった政治家について、特にそう思う。

posted by 鶴見済 at 11:41| 人間界の政治 | 更新情報をチェックする