2007年05月09日

第2次世界大戦という愚行

大空襲後の東京.jpgヒトという生物種が文明の歴史を持ってから6千年くらいの間で、やらかしてまった数々の愚行のうち、最大の愚行とはなんだろうか?
欧米列強国がやった植民地支配と、それに伴う奴隷貿易や先住民の虐殺だろうか? 2千回以上もやった核実験だろうか? どっちも大失敗ではあった。が、もしアンケートを取ったら1位になりそうなのは、やっぱり「第2次世界大戦」なんじゃないか?

そもそも「戦争」というのがヒトの愚行の筆頭に挙がるというのに、そのスケールの大きさでも第2次大戦はダントツなのだ。範囲はヨーロッパ、アフリカ、アジア、太平洋に及んでいるし、1939年からたった6年間の間に死んだ人の数は、3千万とも5千万とも6千万とも言われている。
決して多く見積もってるわけではなく、死者5千万人としても、その頃の世界の人口が25億人にも満たなかったことを考えれば(それはそれで驚くが)、全人口の2%以上にあたってしまう。

もちろんヒトだけでなく、同時に他の生物も殺してるわけだが、他の生物が同種間で殺し合うことは例外的だとも言われる。だとすると、こういう数字を出してしまったことは、やっぱり何百年たってもヒトの歴史に残るんだろうと思う。

ちなみに、なぜこんなに殺してしまったのかというと、爆弾やそれを運ぶ飛行機などの兵器が飛躍的に発達してしまったため、民間人も攻撃しやすくなったこと、などが挙げられている(昔の戦争は、兵器が大したことなかったので被害も高が知れていたとも言える。だから兵器なんかわざわざ作らなくていいのだ)。


さて、そこでまた日本国憲法の話なんだが。
第2次大戦をやらかしてしまった国は、基本的にドイツ、イタリア、日本の3つだけだが、そのうちアジア・太平洋方面で戦争を仕掛けたのは日本だった。
で、この国の憲法は、その人類史上最悪とも言える失敗の反省というやつからできている。
だから、単に「60年たって古くなったから、そろそろ変えたほうがいい」なんていう意見は、ちょっとどうかと思う。世界遺産にしたほうが全然いい。


写真は大空襲を受けて廃墟になった東京。

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posted by 鶴見済 at 19:46| 人間界の政治 | 更新情報をチェックする