西伊豆の田子瀬浜でシュノーケリングをしてみたのだが、ここにもそこそこサンゴや熱帯魚が見られることが分かった。
ここの特徴は、海岸の向かいに泳いで行けるところに尊之島という小島があって、その周りを勝手に見て回れるところだ。魚を見るのに砂浜はまったく必要ないので、こういう場所はシュノーケルに絶好と言える。
尊之島では静かな右側のほうにどんどん進んでいくと、ソラスズメダイの群れがたくさんいた。西伊豆独特の切り立った岩や岩穴があり、そこを海中を見ながらくぐるのも面白い。サンゴは島よりも海岸の右側に多かった。
南伊豆のヒリゾ浜ほどではないが、こちらは広々としているところがいい。
こういう好き勝手な場所でやるシュノーケルを、『ロンリープラネット』に倣って「DIYシュノーケル」と呼んでいる。魚が多い場所を探すとなると、どうしても人気のない「行ってはいけない場所」になってしまうので、DIYシュノーケルには冒険・探検の要素が入ってくる。道かどうか怪しいところをかき分けて海に入ることもある。
熱帯のジャングルでそんなことをやっていた時、海にも出られず、戻る道もわからなくなり、本気で死ぬかと思ったことがあった(GPSがあっても)。潮の流れが速くて、流されそうになったこともある(泳いでも泳いでも潮の流れがほぼ同じくらい)。大抵は濡れた岩場を歩いて海に出るので、よく滑って転ぶし、いつか骨折するだろうな、海外で骨折したらどうなるんだろう、などと思っている。
それでも自分は相当慎重なほうだと思っている。やる人は十分注意しましょう。
冒険の要素。DIYシュノーケルをやっている理由のひとつに、これがあることは間違いない。
冒険をした後は、それまで日常的に感じていた怖れや不安が、少しどうでもよくなっている。多少、まあ大したことないかな、と思える。不安材料を考慮しすぎてなかなか踏み切れなかったことが、やるにしろやらないにしろ、多少は気にしなくなっている。また元に戻ってしまうかもしれないが。
別に身の危険などなくてもいい。自転車で行けそうもないところまで行ってみた時にも、まったく同じ感覚があり、つまり同じ冒険なのだ。
冒険は心の問題と密接な関係があるようなので、うまく日常に生かしたい。
※水中写真は始めたばかりでうまくないのだが(スマホ撮り)、このブログにアップするとさらにぼやけてしまうので、クリックして見てください。
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