雨の中だった居場所@明治神宮の森

7月の不適応者の居場所は、明治神宮の森を歩いて隣の代々木公園で休憩するコースだった。
木が高く奥行きが見えないほど深い森だった。静かななかに早くもセミの声が聞こえる。このすぐ向こうに表参道や竹下通りがあるのが信じられない。ちょっとした川が原宿駅方面に流れているのだが(写真撮るの忘れた)、この川、この後どこに消えるんだろうと不思議な気分になる。

DSC_3000.JPGけれどもこの日印象に残ったのは、天気予報が完全に外れて途中から本降りになった雨だった。
明治神宮の後半から代々木公園にかけて、激しい降りになった。
しかたなく公園の東屋で他のグループと一緒に雨宿りをしつつ休んだ。
せっかく延期までしてこの日に決行したのに、こんなコンディションでは、日を選ばないのと一緒だよというくらい悪条件だった。

そんなことがあったら、「ああ台無しだ」とがっくり来そうなものだけど、そうではなかったのが印象に残ったのだった。
晴れの日ほど満喫はできなかったものの、全然台無しとは思えなかった。

いや、面白かった。
雨が降った後、晴れあがって日が出る時もいいし、降っている最中に「参ったなー」となっていることさえ、もしかしたら楽しんだかもしれない。あくまでも自分は、だが。


遠回りをすることや手間がかかることは、するべきでないこととされているが、実は時間に余裕のある者にとっては、特に問題ではない。それは時間がない人の価値観でしかない。そんなことを、ウォーキングをするようになったここ10年ほどよく考える。ウォーキングはそのものが遠回りであって、グーグルマップのように最短距離を選んでも、何の意味もないわけだから。

この雨もそれに似ている。降ったから台無し、と思ってしまいそうになるが、それで台無しになるような何かをしているわけではなかったのだ。もともと無駄話をするためにやってんだから。
そういうことを、もっと発見していきたいものだ。

参加者は17人、初めての人は3人?
食べ物飲み物、美味しかった。
カンパを貰えたのはやっぱり嬉しかったことも書き添えておこう。

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