「雑草を飾る」という0円の娯楽

「雑草を食べる」でもなく「雑草で酔う」でもなく、「雑草を飾る」のにはまるようになった。
以前に花の栽培ばかりやっていたので、花はよく飾るほうだった。
机やテーブルの上のような殺風景なところには、こういう「野生のもの」は異様に映える。PCに向かっている時に、こういうものがちらちらと目に入るのがいい。


2017-5-7 (1).JPG20210418.JPG上段左は、最近特に気に入ったナヨクサフジ。
つるものはどうせだめだろうと思って飾ってみたが、光に透かすと素晴らしい。
たまたま窓からの光に透ける場所に置くことができるので、思わず見てしまう。夜布団のなかで頭に浮かんで気分がよくなったり、効果が多岐にわたっている。


上段右は、日本で猛烈な勢いで繁殖しているため、注意が呼びかけられているナガミヒナゲシ。道端によく群生して咲いていて、色と形がとてもいい。そのせいで駆除されないのかもしれない。



20200328 (1).JPG202005 (2).JPG中段左は、河原なんかによく生えているムラサキツメクサ。形がポンポン触りたくなる”かわいい系”でいい。すごく長持ちするのに驚いた。

その右は、勢いがつくと恐ろしいほど増殖するツルニチニチソウ。この青い色はなかなかかけがえがない。


DSC_3676.JPG20200608.JPGその下の左はドクダミ。これはとても地味な雑草なのだが、花は結構きれいなのではないかと以前から思っていた。
これを飾るとなると、花がいいというより、葉を含めた全体の感じを面白がっていると言える。
「雑草の葉っぱだけでも、感じがよければ飾れる」と思えた。
ドクダミはこれまで、茶葉や薬草として使ったが、この「見る」という使い方が一番はまる。
ちなみにドクダミは特に強い植物だなと感じる。地下茎でつながっていて、どこからでも生えてくる。薬草として昔から有名だが、効能うんぬんより、こういう強い植物を見ると、人はその強さを取り入れたいと思って、煎じて飲むのではないかと思った。

その右はムラサキケマン。形はよくないのだが、こういう色が好みなのかもしれない。冬の大きなロゼットから何が出てくるのかと見ていると、この花が出てくるのだった。


20200529 (1).JPGそして最後は、土手のようなところにいくらでもあるムラサキカタバミ。これは夜になると閉じてしまい、次の日にうまく開かなくて失敗。
タンポポもそうだったが、雑草の場合こういうのに結構あたる。もちろん園芸品種もかなり、夜に閉じたり、また開いたりしている。


0円研究家としては、雑草を飾る道にはまれてとても嬉しい。
『0円で生きる』に雑草を飾る方法を書かなかったのが悔やまれる。

何かコツのようなもので、思うところがあるかと聞かれたら、花瓶代わりの容器のサイズが重要という気がしている。
「花+茎」の大きさとバランスが取れるような容器を、何種類か持っておくのが、花を挿すうえでポイントになると思う。

(日に当てない、できれば水を取りかえるみたいな注意は、雑草でなくても同じなので、ネットで調べてみてほしい)。

(写真は画面上ではピンボケしていると思うので、クリック・タップして見てほしい。PC画面に合わせて写真を引きのばしていたら、スマホ画面で滅茶苦茶になってしまった。申し訳ない)。


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