五月晴れの居場所、話を聞いてもらうこと

DSC_0600 (2).JPG5月の不適応者の居場所は、申し分のない天気のなかでできた。
参加者数は大体いつもどおり。
そして先月は17時以降には寒くなって、最後はもうできないほどだったのに、昨日はよりうっそうとした木陰を選んだのに、今度は木漏れ日が暑いくらいだった。

それでも終始おだやかに話ができた。


自分は人が肯定される一番簡単な方法は、自分の話を聞いてもらうことだと思っている。
もちろん否定されたり、異論をはさまれたりすることなく。

けれども、自分が話すのはいつもリアクションばかりで、その話も短く切り上げてしまう、という人は多いと思う。
話が短い人、話を途切れなく続けていかないタイプの人なら、明らかに多数派だろう。
よく話してはいても、「考えてみれば、あの人が自分語りをするのを聞いたことがないな」という人も、いくらでもいるだろう。
そこでようやく、その人自身のことをほとんど知らないことに気づいたりする。

自分に自信がないことと、話が短いことは関係があるように思う。
それなら、自信がないとますます肯定される機会をなくすことになる。

だから、ほとんど自分語りなんかすることがなかった人も、こういう場ではちょっと長めに語って、肯定される感覚を味わうのもいいと思う。
したことがなかったような自分語りを初めて受け入れてもらえたら、涙が出るくらいうれしいかもしれない。
この居場所もそんな場になっていればいいなと思う。

そしてそのためには、たくさんの人に話を回すことが大事だなと。

そんなことを最近考えていた。

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