桜がまったく咲いていなかった花見居場所

今年初めての屋外での居場所は、去年と同じく早めの花見にした。
去年と違ったのは、とにかく毎日気温が低いこと(というか去年が高かった)。
予定していた土曜は雨で日曜に延期にしたけど、気温だけでも無理だった。

日曜に行ってみたら、去年はそこそこ咲いていた桜(ソメイヨシノ)が今年はまったく開花前。
それでも公園はフライングしてしまった花見客でにぎわっていた。
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参加者は開始後1時間くらいは、自分も含めて5人。
もともと精神状態が悪いので、延期になったから来られないのかなとそこそこ落ちた気分に。
それでも結局は30人弱の人が集まった。


ここ2,3年聴きはじめたヒップホップの話を何度かして思ったが、やっぱり趣味の話はいいものだ。
もちろん誰もがそうとは言わないが。
自分は若い頃から何よりも音楽によって、力づけられて生きてきたのだった。

DSC_1936.JPG「あなたはまわりに支えられて生きている」などとよく言われる。
自分が一番苦しかった時、自分を力づけてくれたのは「人間」ではなかった。そういう時に「人間」に助けてもらった記憶は不思議とない。むしろ「人間」のせいで苦しんだのだった。
自分を力づけてくれたのは音楽だった。
陳腐な言い方かもしれないが。
だから自分は、人間より音楽に感謝する。

00年代から10年代前半は新しい音楽に興味をなくしていて、誰でも年を取るとこうして卒業するのだろうと思っていた。
けれども最近また音楽から力を得るようになって、昔の感覚を思い出した。
音楽が人を支える力については過小評価されている。
映画でもアニメでもアートでも演劇でも同じだけど。
そういう側面については、「趣味」という言葉はあまりにも不十分だ。


DSC_1937.JPG向精神薬や精神科の話も久々にした。
自分が若かった頃は、精神科に行きたい・行っているなんてとても周囲に知られるわけにはいかなかったことも話した。

「トリプタノール」という名前を久々に聞いた時は、なんか笑ってしまった。
SSRIが出る前には第一選択肢だった三環系抗うつ剤のひとつ、トリプタノール。
これはあまりよくなくて、やっぱり合わなかった人が多かったようだ。
ただ薬の固有名詞話は、知らない人が加われない高度に閉鎖的話題なので注意が必要だけど。
年を取ると薬の名前まで、懐かしのあの人みたいなもになることがわかった。


最近は理由あって精神状態がいっぱいいっぱいで、この報告もあまりうまくいっていない。
けれども精神状態が悪い時はそう言うことで、自分も世の中もそんな時に頑張りを要求しないようになればいいと思っている。
性的指向をはじめ、色々なものがありのままでいいとなってきたのだから、精神状態だってありのままでいいのだ。

ちゃんみなのそのようなことを歌った曲『I’m not OK』.
私は不安でいっぱいで全然大丈夫じゃないけど、「私は大丈夫じゃない」と言えたから、とりあえず大丈夫。
というような。


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