スポーツジムに行くとうつが晴れることは認めざるを得ない

DSC_3321.JPGこれまで散々自然がいいみたいなことを言ってきたので、「スポーツジムはいいぞ」とはなかなか言いづらい。
けれどもうつに効くことをこれまで色々と挙げてきたのだから、これを挙げないわけにはいかない。

2か月くらい前から、安いスポーツジムに通いはじめた。
そこではまっているのがルームランナーのような「ランニングマシン(トレッドミル)」だ。
お金を払ってバカバカしい、外を走ればいいじゃないかと誰もが思うだろう。
自分ももちろんずっとそう思っていた。

しかし違った。
ランニングマシンはリアルに走るのとはまるで違う。
まず、ベルトが回っているので自力で前に進んでいない。
下に弾力があり、地面のように固くない。
そしてエアコンが効いていて暑くならない。


つまりリアルに走るよりもはるかに楽なのだ。
(何キロ走ったかが数字で出るが、あのとおりであるわけがない)
自分はこれまでにも、よく外を走っていた。
けれどもすぐにつらくなるので、1キロ(7~8分?)も続けて走れなかった。
だから走るのも気が進まない。
(歩くのも30分もすると飽きる)。
けれどもこれなら10分でも20分でも走っていられるのだ。
「現実にはない軽い全身運動を長く続けていられる機械」と言うべきか。
(クロストレーナーという機具でもいい)


そうすると軽い「ランナーズ・ハイ」みたいなのがやってくるのだ!
一日中ハイキングしていた帰り道、プールで2時間泳いだ最後のあたりに時々来る、まだまだ続けられそうな気がしたり、やたら爽快に感じたりするあれだ。
8千歩くらい歩いたり長時間走った後にも、稀になることがある。
軽い全身運動を合計30分くらい続けていると、(特に終わった後で)弱くはあってもそのハイが割と簡単に来る。
(このことには始めてすぐに気づいたのだが、ずっとそうなのか確かめるために、書くのはしばらく続けてからにしようと思っていた。もちろん誰にとってもそうだとは思わないけども)。


毎日嫌な問題に悩まされ続け、悩み続け、うつ状態から抜けられないどころか、うつのせいで不眠が重なりうつが悪化しているような時に、こんな気分は得難いものだ。
そしていかに気分が悪くても、吐き気がしそうなくらいでも、純粋に身体的なものだからなのか、それは湧いてくる(あくまでも自分の場合は)。
真っ暗な心の奥底で、何か異質なわくわくしたものが湧いているような気がする。
それはうつを押し返す力になってくれる。
自分もここ半年ほどはいつにも増して心の状態が悪いので、これがあってくれて助かった。


もちろん難点はある。
サイクリングやハイキング、ウォーキング等につきものの「パッとした晴れやかな感じ」が一切ないのが残念。
そして走っている最中に飽きることも否めない(画面で映像を見ているが)。
それでも最初は「暑くて走れない季節だけ」と思って入会したのに、涼しくなっても外を走る気がしないのも事実。


以前、「「運動」はうつ解消法の結論ではない」と書いたのに、違うじゃないかと思われるかもしれない。
けれども長らく、リアルに走る、歩く、泳ぐなどの運動をしてきて、そのように感じたのは間違いない。


こんなことを書くと、単に健康な人のように思われるかもしれないが、自分はこれまでに走っていたのもすべてメンタルのため。
ジムに通いだしたのも、今まで以上に調子が悪くなったからだった。
鬱憤晴らしに何かをぶっ叩くようなものだった。
走りながら「クソが」などと言ってしまうので、まわりの人も怖いかもしれない。
けれどもこれまでそんなふうに見えていた人たちだって、似たような動機なのかもしれない。
単に健康な人なんてそんなにいないのかも。

※毎月金を払うのがもったいない人は、公共施設のジムを使う手もある。

※※最初は時速5キロ台で歩いたり、6キロ台で走ったりしていたが、今は時速7キロくらいで10~20分走っていられる。

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