2010年05月29日

明日、新宿で沖縄基地反対デモ(追記あり)

okinawa calling.jpg驚くべき展開を見せている普天間基地の移設に対して、明日新宿で反対のデモがある。

沖縄を裏切るな! 新宿ど真ん中デモ

5月30日(日)14時:デモ出発 13時:街頭宣伝 ともに新宿東口アルタ前広場にて

一国の首相が、ここまで自らの評判を落とし、連立政権を危機に陥れてまで尊重しなければならない「アメリカの意向」というのは一体何なのか? アメリカ国内には、こういう意見だってあるのだ。

「米軍に普天間基地の代替施設は必要ない! 日本は結束して無条件の閉鎖を求めよ」

アメリカの政治学者、チャルマーズ・ジョンソン氏のインタビュー


また、沖縄の土木建設業界も相当な発言力を持っているらしい。

クローズアップ2010:首相「県外移設」断念 (毎日)

「(橋本内閣からのくい打ち案に対して)名護市などの地元建設会社から『下請けでしか仕事を受けることができず、工事による利益が薄まる』と強い反発が出た。(…)このため政府は地元の反対を無視できず、最終的に埋め立て工法が適当と判断し、今日にいたっている。くい打ち工法が再浮上していることについて、地元業者は『埋め立てでないと経済効果がない。納得できない』と反発している。」


工事の利益を出すために、辺野古沖の埋め立てを要求するとは!
誰のためにこの国の政策が決まっているのかを思うと、反対しないでいるのがバカらしくなる。

図は、はーぴーさんのブログより

(追記)
新宿のデモが沖縄の新聞で取り上げられた。 
「裏切り」に怒り 新宿怒()真ん中デモ (琉球新報)

また、当日の映像はOur Planet-TVでも見れる。


ちなみに政党支持率では、民主党が下がり、自民党がかすかに上がったとの調査結果も出ている。民主党が結局辺野古案に戻したからといって、その反動で、もともとその辺野古案を作り主張してきた自民党を支持するなどということがあるとすれば、それは愚の骨頂だ。
また、注目を集めているという「みんなの党」も、自民党以上に新自由主義的と言われる党だ。
ここまで来てもなお、社民党や共産党の支持は増えないという、その「左派政党への抵抗感」は何なのか、これはこれで興味深い謎だ。

posted by 鶴見済 at 13:31| 日記 | 更新情報をチェックする

2010年05月18日

出版フリーランスも黙るのをやめた

出版フリーランス・デモ.jpgフリーライターというのは、常に派遣切りにあっているようなもので、今仕事があってもいつなくなるかわからないという恐怖といつも戦っている。

しかもこの世界には「悪いしきたり」があって、仕事の条件など、すべてが曖昧な口約束で成り立っているのだ。例えば仕事を受けてもギャラの話はまずしてもらえない。原稿料がいくらかわかるのは、仕事が終わり請求書を送る時、あるいは口座に振り込まれた時なのだ(註1)。つまり、自分がいくら貰えるのかわからないまま、打ち合わせ、取材をし、原稿を書き、直し、時には全部書き直させられたりしているのだ。

しかも400字1枚3〜4000円程度の原稿料など、時給に換算したら最低時給を下回ることがほとんどなんじゃないか?


他のライターや編集部が書く記事の下調べをする「データマン」の仕事ともなると、顎足で指図されつつ街頭でアンケートを取ったり、常磐線の各駅前の店の朝食のメニューを聞いて回ったり、それをまた何度もやり直しさせらされた挙句に、小遣い程度のカネが振り込まれたりする。
いや、そんな仕事でも身の危険がない分だけマシだったりするので、悲惨な体験など書いていても切りがないが、確かに心の底からこう思った。

「こんな人生、生きてられるかよ。」と(註2)。


けれどもフリーライターは、仕事がなくなる恐怖と戦う、弱い立場にいる。編集者に「こいつに頼むのは面倒くさい」と思われないように、事を荒立てないのが普通である。こうして会社側に都合のいいこの「悪いしきたり」は、恐らく何十年も温存されている(註3)。

これはライターに限らず、カメラマン、イラストレーター、フリー編集者、デザイナー、校正者など、出版フリーランスに共通して言えることだ(註4)。


しかもインターネットの普及で、ただでさえ出版業界が大きく傾いている時に金融危機が見舞い、この「悪いしきたり」はますます悪化の一途をたどっている。そこでついに、本の町・神田で出版フリーランスが立ち上がることになった。

出版フリーランス・デモ実行委員会 公式ブログ

525日(火)1800分集合、1840分出発 千代田区西神田公園集合 賛同者募集中


経済の危機がまず圧迫するのは、必ず弱い立場にいる者たちだ。もう、まとまって文句を言わないと、事はますます悪くなるだけだ。失業どころか、生活保護を受ける同業者も出はじめた。

しかもフリーランス稼業は孤独との戦いでもあるので、横のつながりそのものが大きな武器になる。
あとは、反対行動自体(というか「左翼的なるもの」?)に対する抵抗感をどうするか、ということになるのかもしれないが、それについては色々思うところもあり、またいずれ書こうと思う。

 
(註1)ここでギャラの話もなく、「今回はどうもありがとうございました」となったら、“ノーギャラ=ただ働き”である。これは、初めからノーギャラで書くつもりでいるzine(同人誌)などでの話ではなく、相手がそれでカネを儲けている商業誌での話だ。

(註2)学校に行っても工場に就職しても、こう思いながら生きることが多かったが。

(註3)だったら大きい会社に就職すればいいかというと、ライターの場合、組織に所属できても小さな編集プロダクションがせいぜいだし、「自由な言論活動」のためには、フリーであることは必要条件なのだ。

(註4)出版に限らず、ミュージシャン、俳優など、フリーランスが基本の仕事はどれも同じ問題を抱えているようだ。

参考映像:自分がこの問題について体験などを話した、インディユニオンの番組(1) (2)

参考リンク:出版ネッツ(出版フリーランスのための労働組合)

       インディユニオン(フリーランス、SOHOなどの総合的労働組合)

posted by 鶴見済 at 15:15| 日記 | 更新情報をチェックする

2010年04月23日

メーデー、ビルマ、沖縄、祝島、高尾山、宮下公園……(追記あり)

自由と生存のメーデー10.png今年も最大のサウンドデモ、自由と生存のメーデーの季節がきた。自分も「棄民」の一人として参加しようと思う。 自由と生存のメーデー2010 (「私たちが棄民である」の呼びかけ文がいい)


選挙で自分たちの意見を社会に反映できない時、人びとは何をするのか?
軍事政権下のビルマでは、07年に僧侶の始めた抗議の行進に、自然発生的に一般人が加わり、10万人の巨大なデモと集会に発展した。『ビルマVJ』という映画では、VJ(ビデオ・ジャーナリスト)によって命がけで撮られたその奇跡的な光景(と弾圧の様子)が見れる。 
『ビルマVJ──消された革命』HP


ビルマVJ.png
場所や時代が違っても、結局人は一様にこういう行動に出るものらしい。

日本に米軍基地があるのも(註1)、原発がどんどん作られるのも(註2)、地デジ移行も、煙草への増税と喫煙の過剰規制も、高尾山への圏央道トンネル工事も(註3)、自転車の撤去の広がりと2000円の撤去料支払いも、ドラッグへの重罰主義も、有害図書規制も、もちろん宮下公園のナイキ化も(註4)、どれもこれもおかしいことばかりだ。
今や「反対すること」自体に、「ああいうのは、ちょっとなー」などと違和感を持って躊躇している場合じゃないのだ。そういう”躊躇”を嫌というほどやってきた結果が、この有様なのだから。


(註1)1万5000人移設反対 普天間代替 徳之島 住民半数集結(沖縄タイムス)

4月24日には新宿で基地反対デモが行なわれる。⇒沖縄を踏みにじるな! 新宿緊急デモ

ちなみに、普天間基地移設についてはこんな発言も。

「辺野古の沖合に移転などというのは、砂利屋を儲けさせようという裏の事情があるわけですよ(笑)。あなたたち(マスコミ)も全部知っていて書かないだけの話です。」(亀井静香・国民新党代表、『週刊金曜日』4月16日号より) 土建国家に生きる我々は、「工事」に反対する必要がありすぎて疲れる。

(註2)山口県・上関原発の建設予定地・田ノ浦では、座り込みつつ反対を続ける祝島島民を退かせて、中国電力が工事を始めようとしている。⇒Radio Active(その写真が多数掲載されている)

(註3)エコアクション虔十の会HP に詳しい

(註4)宮下公園の整備計画 今月予定も 依然着工できず(東京新聞 。ただしこの記事には、計画が非民主的に決まった経緯が書かれていないので、反対している側が、何か無茶な抗議をしているかのように見えてしまうが。) 
また、代々木公園のアースデイには、宮下公園ナイキ化反対ブースも登場した。⇒A.I.R

追記:5月1日、高円寺ではバンドも出るメーデー・デモが行なわれる。無料。

posted by 鶴見済 at 13:04| 日記 | 更新情報をチェックする

2010年01月26日

09年にはどんなデモやイベントがあったか?

tokyoなんとか.gif今出ている『TOKYOなんとか』というフリーペーパーの1月号に、09年に行ったデモやイベント等々と、それらへのごく簡単なコメントを書きつつ、一年を振り返る記事を書いている。

TOKYOなんとか』界隈に関係のありそうなものをピックアップしたのだが、去年自分がどんなところに行ったのかと言うと……


年越し派遣村/反イスラエル反戦デモ/麻生を倒せ!ないかくだとうデモ/反貧困フェスタ春風/宮下公園ナイキ化反対デモ/阿佐ヶ谷メーデー自由と生存のメーデー自由と生存の家/高祖岩三郎×廣瀬純トーク/アナキスト・カフェ/ゆんたく高江/フィラスティン・ライヴ上映/カルチュラル・タイフーン/多摩川ドラムサークル/イタリア反G8報告会/デヴィッド・グレーバー来日ひかり祭り/なんとかフェス/宮下公園サマーフェスティバル/もくもくフラッシュモブ/NO NUKE FESTA東京都「安全・安心なまちづくり条例」反対デモ土と平和の祭典/ナイキ主催マラソンでの反ナイキ活動/反ブッシュ・デモ/VEGEのうえん収穫祭/ヨコハマ国際映像祭/はらっぱ祭り/反WTO・反宮下公園ナイキ化デモ/反戦と抵抗の祭<フェスタ>/等々


資本主義や戦争や規制など、我々を生きづらくさせてくる勢力に抵抗しながら、自分がより自然に、より自力で生きられる方向で、あれこれと参加してきたつもりだ。

もちろん自分にそんな生活ができているわけでもないし、参加するだけでなく自分でもやらなきゃいけないわけだが、どれもこれも行ってよかったことは間違いない。


TOKYOなんとか』は、新宿・Irregular Rhythm AsylumCaféLavanderia模索舎じゃこばん、高円寺・素人の乱、下北沢・気流舎、早稲田・あかね、が共同で毎月出している、勝手に生きている奴らの店の総合情報誌。これらの7店舗に置かれている(今月号は、高円寺・下北沢では入手しづらいかも)。

ぜひこれらの店とそこにいる人たちを見て、自分で勝手に生きる参考にしてほしい。



そしてこれと関係ないようで実は関係ある話だが、沖縄の名護市長選で、辺野古への米軍基地移転に反対していた市長候補が僅差で、賛成派の候補に勝った(註1)。これで辺野古に基地を作るのは、極めて難しくなった。

米軍基地の問題は、もちろん戦争の問題でもあるが、同時に土木建設業者のカネ儲けという資本主義の問題でもあり(註2)、また環境破壊の問題でもある(ちなみに、自分が沖縄のサンゴと熱帯魚から受けた影響は、計り知れないほどデカイ)。これらの問題は、一緒になって出てくることが多い。こういうところで反対派がとうとう勝ったというのは、とても大きいことだ。

今年は、こんなことが次々と起こればいいと思う。

(註1)新顔・稲嶺氏当選「辺野古に基地造らせぬ」 名護市長選(朝日)

(註2)参考:きしむ辺野古13年(朝日) 辺野古への基地誘致運動の最前線にいたのは、建設業者だった。

TOKYOなんとか』のバックナンバーなど ちなみに世界恐慌の時、ポケット内側を引っ張り出す「カネがない」というポーズを人々は、無策だったアメリカ大統領・フーバーへの批判をこめて、「フーバー・フラッグ」と呼んだそうだ。

追記:「普天間基地はいらない  新基地建設をゆるさない 1・30全国集会」への呼びかけ
    日時: 2010年1月30日(土) 14:00開会 16:00デモ行進
    会場: 日比谷公園・野外音楽堂
    (これは従来のスタイルの集会・デモだと思うが)

posted by 鶴見済 at 13:09| 日記 | 更新情報をチェックする

2009年12月16日

朝日新聞の1面に出ている

自殺率と完全失業率の推移.jpg「灰色たちは勝利を望む。至急、虹を送られたし」
           ──マルコスEZLN副司令官(註)

告知ばかりになるが、今出ている『朝日新聞』(12月16日夕刊)での連載「ニッポン人脈記」に、主に“自殺”に関する自分の取材記事が出ている。

15年くらい前によく言っていた、「苦しくても我慢して生きろ、なんて冗談じゃない」的な意見から、最近デモに行ったり畑をやったりしながら、この経済の仕組みに反対していることなどが、(受験のエピソードなど、多くの細かな事実誤認とともに)書かれている。


経済的には世界でも屈指の豊かさを誇るはずのこの国で、なぜ普通に生きているだけで死にたくなるほど苦しいのかは、本当に謎だ。もちろん今の時代について言えば、それだけが原因だとは言わないが、大きな部分がこの経済の仕組み(誤解を恐れずに言うなら「資本主義」)のせいだと思っている。

(註)『貧困と不正を生む資本主義を潰せ──企業によるグローバル化の悪を糾弾する人々の記録』(いいタイトルだ) ナオミ・クライン、はまの出版、より。念のため、EZLNとはサパティスタ民族解放軍の略。
関連日記:経済のせいで自殺が増える時代
図は死亡自殺率と完全失業率の推移のグラフ。98年以降の自殺者3万人時代になってから、日本の自殺率と完全失業率の相関の高さが指摘されるようになってきた。仕事を失ったら生きていけないのだとしたら、生き物としてなんとマズイ、雇う側にとってはなんと都合のいい状態なのか。

追記:と言っている間にも、COP15が開かれているコペンハーゲンでは、グリーン・キャピタリズム(エコを装ってカネ儲けをしようとする資本主義)に対して文句を言いまくるエコロジストやアナキストたちが、一緒になって盛り上がっている。⇒イルコモンズのふた。▼[COP15] ほんとうのニュースは  Irregular Rhythm Asylum Blog COP-enhagen

posted by 鶴見済 at 21:27| 日記 | 更新情報をチェックする

2009年12月10日

七尾旅人さんのライヴに出る

来年早々に七尾旅人さん他のライヴイベントで、ほんの少しだけポエトリー・リーディング的なことをすることになった。

そもそも“ポエトリー”なんて書けないし、何かを読み上げるだけでもつまらないので、変わったことをすると思う。

でもって、ここに書いているようなことを“リーディング”できたらいいが、そんなことができるかどうかはわからない。

2010//9(土) 七尾旅人 presents 百人組手 @恵比寿リキッドルーム

http://tavito.seesaa.net/article/129563770.html

参考新曲:『Rollin’ Rollin’』 七尾旅人×やけのはら

posted by 鶴見済 at 21:06| 日記 | 更新情報をチェックする

2009年11月25日

Buy Nothing Day とデモのお知らせ

buy noting day 09.jpg11月28日(土)は何の日かというと、世界的に”Buy Nothing Day”(無買日)だ(北米では27日)。

右のイルコモンズさんによるポスターを見てもわかるとおり、「買わない」ということは「自分でやる(DiY)」ということだ。

我々自身もこの国も、食べもの作りをはじめとする何もかもをカネで人にやってもらい、そのカネを稼ぐために自分は特定の仕事だけに専念することに慣れすぎた。その結果、普通に生き物として生きることがどういうことなのか、わからなくなった。
それを思い出すためにも、もちろん消費社会に反対するためにも、一年に一日くらいは世界中の皆が何も買わずに過ごしてみるべきだ。
Buy Nothing Day Japan HP http://www.bndjapan.org/japanese2/index.html

(このHPには、BNDの解説の他にも、ただ買わないだけではなく積極的に何かやる方法が多数紹介されている。http://www.bndjapan.org/japanese2/hands_and_feet/ideas.html )

Buy Nothing Day(international by ADBUSTERShttps://www.adbusters.org/campaigns/bnd

イルコモンズのふた。http://illcomm.exblog.jp/10319703

 

そして同じく、28日(土)にはWTO(世界貿易機関)と宮下公園のナイキ化に反対するデモもある。

世界社会フォーラム(首都圏)HP http://tokyo.socialforum.jp/Entry/15/

さらに29日(日)には、毎年行なわれている「反戦と抵抗の祭<フェスタ>09」の大サウンド・デモが行なわれる(フェスタ自体は28日から)。

反戦と抵抗の祭<フェスタ>09 HP http://a.sanpal.co.jp/r-festa/


反戦と抵抗の祭(フェスタ) 08.jpg反戦であれ反資本主義であれ反地デジであれ、何かに反対していても、部屋のなかで悶々と怒っているだけでは、どうしても無力感を感じてしまう。実際には怒っている人はたくさんいるのに、テレビや新聞や雑誌を見ているだけでは、自分以外の誰もそれに反対していないような気がしててくる(大企業からの広告費を重要な収入源にしているマスメディアは、当然大企業や資本主義の利益に反することは言わなくなっているのだ)。

その点、デモは違う。自分は当たり前に戦争に反対だが、反戦のデモであってもきっと、資本主義や格差や生きづらさに反対している多くの人に会えるだろう。

我々はあまりにも長い間、文句も言わずに我慢してきた。もうこれ以上我慢しなくてもいいと思う。

写真は08年の反戦と抵抗の祭<フェスタ>の様子(photo by mkimpo)

追記:フリーターら300人が反戦デモ 東京・新宿で行進(共同)
http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009112901000553.html

posted by 鶴見済 at 22:04| 日記 | 更新情報をチェックする

2009年08月05日

路上のサード・サマー・オブ・ラヴ

remix 09年9月号.gif今出ている音楽誌『rimix』9月号のセカンド・サマー・オブ・ラヴ特集で、インタビューを受けいている。

80年代後半のセカンド・サマー・オブ・ラヴに端を発したレイヴ・ムーブメントが、いかに今の「サウンド・デモ」や「ディープ(というか浅くない)・エコロジー」や自律的空間を作る運動と関係しているか、さらには踊ることが今も変わらずに持っている意味などについて触れながら、今は踊りながら反対するのがいい、みたいな話をしている。
目次からは落ちてしまっているが、48〜50ページにサウンド・デモや宮下公園でのパーティーの写真とともに載っている。記事のタイトルは「路上のサード・サマー・オブ・ラヴ」。

この特集では、デリック・メイや808ステイトのグレアム・マッセイなどそうそうたる面々の、セカンド・サマー・オブ・ラヴ当時を振り返る貴重なインタビューやコラムが載っていて、極めて資料価値が高い。

『remix』09年9月号 http://www.bungeisha.co.jp/bookinfo/remix/article_270_55.jsp
参考:歌う、踊る快感 
http://tsurumitext.seesaa.net/article/36486229.html

posted by 鶴見済 at 12:43| 日記 | 更新情報をチェックする

2009年05月09日

再び雨宮処凛さんと対談した

COMMUNIO COFFIN.jpg『COMMUNIO COFFIN』というゴス系の同人誌で、雨宮処凛さんと対談した。

90年代から今に至るまでの互いが見てきたシーンについて、なぜ以前はそういう若者文化状況であり、なぜ今こうなっているのか、そしてなぜ今社会に文句を言ったほうがしっくりくるのか、等々を考えながら話している。

自分はゴスについては門外漢だが、そういった方面に引き寄せて話してはいる。

かなり入手しずらい媒体だけれども(5月10日の「文学フリマ」というところで売るらしい)、90年代サブカルチャーやかつてのロフト・プラスワンなんかが好きだった人にとっては、ある程度貴重な対談になってるかもしれない。


COMMUNIO 
http://d.hatena.ne.jp/communio2005/20090503/1241319104

追記:新宿・模索舎(http://www.mosakusha.com/と中野・タコシェ(http://www.tacoche.com/でも売ってます。


posivision#33.jpgまた今出ている(と思う)『POSIVISION』というダンス・ミュージック系フリーマガジンの33号で、以前に出した『レイヴ力』という本の共著者のひとりである木村重樹氏のインタビューを受けている。

ここでは、デモに行くことや自分で野菜を作ること、反グローバリゼーションとローカリゼーション、あるいは『TOKYOなんとか』というフリーペーパー等々のよさについて語りつつ、木村氏のページのテーマである「サード・サマー・オブ・ラヴ」の可能性をそういうシーンに見る、的な内容になっている。

こちらは全国のレコード店で入手できる。


POSIVISION 
http://www.posivision.com/news/

新宿のインフォショップ“IRREGULAR RHYTHEM ASYLUM”のブログにおける『TOKYOなんとか』最新号の紹介(ダウンロードも可能)

http://irregularrhythmasylum.blogspot.com/2009/04/tokyo.html

「“サード・サマー・オブ・ラヴ”って、今のこれがそうなんじゃないか?」などと、デモに行ったり海外の動きを見たりしていて思うことがある。
例えば、今年のメーデーの後とか。

posted by 鶴見済 at 01:35| 日記 | 更新情報をチェックする

2009年04月26日

東京のメーデー・デモ情報

自由と生存のメーデー08.jpg東京でも、大きな労働組合などによって組織されていない“インディーズ系”のメーデー・デモ(それもサウンドカーからDJが音楽を爆音で鳴らす路上パーティーのような“サウンド・デモ”)が行なわれる。無料。
自分はもちろん両方行く。

阿佐ヶ谷メーデー[A‐MayDay] (5月1日・阿佐ヶ谷)

http://asagayamayday.blog37.fc2.com/


自由と生存のメーデー2009 (デモは5月3日・渋谷)

http://mayday2009.alt-server.org/



参考までに、阿佐ヶ谷メーデーに書いた自分の賛同文をここにも載せておく。

『去年の9月下旬以降、毎日のように新聞の経済面を見ながら、一人で興奮していた。
「スゲエことが起きた」と。
この「スゲエこと」は、今のところ「スゲエ悪いこと」へと向かいながらも、落ち着くところもなくフラフラとさまよっている。
2009年の5月1日(メーデー)は、世界のはみ出し者たちが、それを「スゲエいいこと」へとひっくり返す最大のチャンスだ。
その歴史的な日に、我々を街へと駆り出してくれるこのデモに、全面的に賛同する。』

写真は08年の自由と生存のメーデー

追記:
フリーターら「生存メーデー」 「まともな仕事を」とデモ (東京)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009050301000665.html
非正規労働者:「使い捨てするな」東京でメーデー (毎日)
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090504k0000m040056000c.html
自由と生存のメーデー・六十億のプレカリアート サウンドデモ 渋谷・映像(TV JAN)
http://www.tv.janjan.jp/0905/0905040698/1.php
(サウンド・デモはもちろん盛り上がったが、宮下公園で行なわれたアフターDJパーティーの盛り上がりも常軌を逸していて、よかった)

「踊っているときは、消費しないし、何も買わないし、資源を使い果たさないし、汚染しないし、誰も搾取しない。踊っているときは、経済からも、経済的な生活スタイルからも離れている。踊るのに余暇は必要だが、富はいらない。踊ることは、他人が貧乏であることに依存したり地球を壊したりせずに、人びとに喜びと満足を与える数多くの活動のシンボルになれる。」
(C.ダグラス・ラミス、「経済発展の時代は終わった 踊りましょう!」<『世界がもし100人の村だったら2』所収>より)

posted by 鶴見済 at 00:37| 日記 | 更新情報をチェックする

2009年04月01日

雨宮処凛さんと対談した

「生きる」ために反撃するぞ!.gif先日筑摩書房から発売された『「生きる」ために反撃するぞ!──労働&生存で困った時のバイブル』という本のなかで、著者の雨宮処凛さんと対談している。
90年代以前の生きづらさと今の生きづらさ、自殺、内なる新自由主義、いじめ的な人間関係とユニオン的な人間関係、等々について、あれこれ話している。とは言っても、普通にグローバリゼーションの話なんかもしてしまっているので、他のページと違ってあまりタイトルどおりの内容にはなっていないが。

自分の対談も含めて、中身の多くの部分は金融危機以前にできていたと思うのに、むしろそれ以降に緊急企画された本のようであるところがいい。

本の紹介ページ(紀伊国屋書店)

http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4480863923.html


阿佐ヶ谷ロフトで出版記念トークイベントも行なわれ、自分も出ることになっている。

「生きる」ために反撃するぞ! 出版記念イベントhttp://www.chikumashobo.co.jp/blog/news/entry/151

(追記)

雨宮処凛さんとの対談は、その後も数を重ねている。
【対談】雨宮処凛氏 対 鶴見済氏 「反貧困世直し大集会2012」(YouTube)
鶴見済、雨宮処凛、だめ連(神長恒一+ペペ長谷川)座談会 前半 (YouTube)
(2012年7月24日、新宿・ロフトプラスワンでの『脱資本主義宣言』出版記念イベン-トにて)
posted by 鶴見済 at 01:22| 日記 | 更新情報をチェックする

2008年09月22日

『オルタ』に反G8の報告等を書いた

オルタ 08年9・10月号.jpg今出ている『オルタ』9・10月号に、今年7月にはるばる札幌や洞爺湖まで行ってやってきた反G8行動の大まかな報告と、ナイキ公園問題について書いた。
そのふたつの話題から、公共(public)のものや共有のもの(commons)、あるいは民主主義の重要性について考えよう、みたいな趣旨。

自己責任と民営化(私有化)をあれほど礼賛してきた、グローバル経済の最上層部にある金融界だって、連鎖倒産しそうになったら結局は「公共」が(つまり我々みんなのカネで)助けてあげなくちゃいけないわけだから、リーマン・ブラザーズが破綻してAIGが民営化どころか”国営化”された今、よくよく考えておくべきテーマだと思う。

*ちなみに掲載された写真のキャプションには「壮瞥町」とありますが、これは「豊浦町」でのキャンプの写真です。

『オルタ』 08年9・10月号

http://www.parc-jp.org/alter/2008/alter_2008_09-10.html
posted by 鶴見済 at 00:15| 日記 | 更新情報をチェックする

2008年07月15日

雑誌『オルタ』で連載を始めた

オルタ 08年7・8月号.jpgマルコスとEZLN.jpg「いまわれわれは宣言する。もうたくさんだ。」
 
――サパティスタ民族解放軍(EZLN)の「ラカンドン密林宣言」より



由緒あるオルタ・グローバリゼーション雑誌『オルタ』(アジア太平洋資料センター<PARC>刊)で、連載を始めた。

PARCホームページ 『オルタ』について http://www.parc-jp.org/alter/index.html


連載のタイトルは、「もうたくさんだ! Ya Basta!」にした。
連載の1回目は、『完全自殺マニュアル』を書いた動機や時代的・個人的背景、今のフリーター・労働問題、そして”素人の乱”の話などを通して、今時の「自由」や「安定」や「生存」について書いている。
この連載では、今ある経済の仕組みを「敵」と見なして、その術中にはまらない、生き物としてより当たり前な生き方を模索できればと思っている。

ちなみに連載タイトルの「もうたくさんだ! Ya Basta!」は、94年にメキシコで北米自由貿易協定(NAFTA)に対して決起したアメリカ先住民の革命軍・サパティスタ民族解放軍(EZLN)が、それに先がけて発表した「ラカンドン密林宣言」の冒頭の言葉から取った。
この決起は、新自由主義(ネオリベラル)グローバリゼーションに対する世界で初めての反乱だった。

我々は、経済界や大企業の思惑に翻弄されながら生きることなど、もうたくさんなのだ。


図左は、副司令官マルコスとEZLN。

参考文献:『もう、たくさんだ! メキシコ先住民蜂起の記録1』 (サパティスタ民族解放軍著、太田昌国・小林致広訳、現代企画室刊)

posted by 鶴見済 at 16:40| 日記 | 更新情報をチェックする

2008年06月16日

松本哉さん、雨宮処凛さんと鼎談した

貧乏人の逆襲!.gif素人の乱・松本哉氏の初単行本『貧乏人の逆襲!―タダで生きる方法』の発売を記念して行なった、松本哉、雨宮処凛両氏との鼎談が版元・筑摩書房のHPにアップされた。

http://www.chikumashobo.co.jp/special/binbouninnogyakushu/index.html

この鼎談のロング・バージョンは、同じく筑摩書房のPR誌『ちくま』8月号に掲載される予定。

『貧乏人の逆襲!』は、今の経済の仕組みの餌食にならずに生きたい人にとって必読の本だ。
タダで生きるってことは、それだけで十分革命的なことなのだ。

素人の乱のHP

http://trio4.nobody.jp/keita/

posted by 鶴見済 at 21:51| 日記 | 更新情報をチェックする

2008年03月01日

『remix』に小沢健二の記事を書いた

remix 2008.4.jpg今出ている音楽誌『remix』4月号の“JAP ROCK──00年代”特集のなかで、小沢健二の00年代後半の活動(プラス自分の考え)についての原稿を、依頼されて書きました。
「灰色」とは何か、我々の敵は誰か、といったことに興味がある人は読んでみてください。
同じ特集中の七尾旅人氏のインタビュー記事もいいです。


http://www.bungeisha.co.jp/bookinfo/remix/article_270_39.jsp

posted by 鶴見済 at 22:32| 日記 | 更新情報をチェックする

2007年09月25日

リタリンの規制はやむを得ない

「リタリン」という覚醒作用のある向精神薬(精神刺激剤)がうつ病に対して処方できなくなる。つまり事実上、ほとんど出せなくなる。

参考記事
「リタリン:製造元、うつ病を適応症除外へ 乱用に歯止め」

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070921k0000m040162000c.html


患者の減薬期間をある程度設けないで、いきなり処方停止するのであれば、上手く使いこなしていた患者にとってはとんでもないことだが、結果的に処方できなくすることもやむを得ない事情もある。
うつに適用される向精神薬としてリタリンは強すぎるからだ。

自分もリタリンの処方を受けていた。
それも1日3錠という規定量だったにもかかわらず、今にして思えばそれでも強かった。1回2分の1から4分の1錠、しかも数日に1回程度でもよかったと思う。
しかも医者が処方した医薬品なのだからと安心して、減薬や休薬など考えなくなっていた。

『人格改造マニュアル』という本のなかで、リタリンについて「依存性もなく食欲もなくならないという」と書いているが、これは医師に幅広く利用されている治療薬の専門書(『優秀処方とその解説』など)に当時書かれていたことだった。その専門書が間違っていたわけなので、ここに訂正しておく。

そもそも本来、こういったものを使ってまで覚醒しまくらなければやっていけない世の中のほうがどうかしている、我々はもっとのんびりと安心して生きられるはずだ。
やる気を出す方法や落ち着く方法については、クスリ以外でも相変わらず熱心に試行錯誤しているが(それでも向精神薬は飲んでいる)、「自然界に含まれている実感を持つこと」などは、最高の落ち着く方法だと思っている。

posted by 鶴見済 at 20:56| 日記 | 更新情報をチェックする

2007年01月11日

ブログを始める理由

今頃になってブログをはじめようと思った理由は、ひとつには社会(特に政治)の状況が悪くなりすぎてしまって(と自分には思える)、遅まきながら、何か反対の声をあげないとヤバイと思ったため。
もうひとつは、プロフィールにも書いたとおり、我々各個人や「人間界」が「自然界」の一部分にすぎないということを主張したいためだ。

とは言っても、肩に力を入れすぎると、かえって書けなくなったりするので、あまり考え込まずに、ザーッと書いていこうかと思う。
他にも色々雑多なことを書いたり、後で書き直したり、消したり、編集したり、あるいはすごく間があいたり、単に続かなかったりするかもしれないけれども、どうぞよろしく。

posted by 鶴見済 at 16:48| 日記 | 更新情報をチェックする