2018年02月13日

0円で生きるために役立つ無料サービス一覧

新刊『0円で生きる』で紹介した、無料で貰ったり共有したりするためのサイト等々の一部を掲載する。

お金が稼ぐのが苦手な人も軽んじられない世のなかにするために。

また、労働と消費だけの人生から脱却するために。


●不要品を無料で放出するサイト

ジモティー(不要品無料・有料放出、その他募集全般。近くで無料品が出るとメールを受け取るように設定するのがいい)

mixiあげます&くださいコミュニティ (mixiでもまだ使われているコミュ)


●不要品放出+募集

くにたち0円ショップ(路上、東京)

くるくるひろば(常設店、東京)

ほげ0円ショップ(河原、京都)

かなやまFreeshop(路上、名古屋)

くるくるひろばinつくば (公園、つくば)


●住まい、交換労働

カウチサーフィン(無料宿泊者募集、英語)

WWOOF(有機農場無料滞在+手伝い)

Workaway (宿泊・食事と手伝い、英語)
HelpX (同)


●無料相談

精神保健福祉センター(心の悩み無料相談)

弁護士による無料法律相談(東京都の区役所)

総合労働相談コーナー  (厚生労働省)

法務局人権相談 (人権侵害全般の相談)

●無料での作品などの共有

青空文庫(著作権切れ作品無料公開)

Flickr(共有写真検索が便利)

ナイン・インチ・ネイルズ『ゴースト』(無料アルバムダウンロード)

マーク・ボイル『無銭経済宣言』全文掲載サイト(英語)


●公の無料施設など

海と陸からの見学会(東京湾無料見学。大推薦)

Tokyo霊園さんぽ (公園として使える公共の墓地紹介)

農林水産省食堂 (いい食材で安く多めに食べられる)

東京大学総合研究博物館 (構内散策と併せて)


●車の相乗り 

notteco(相乗り募集。お金は運賃ではなく、かかる実費の割り勘なので法的な問題はない)


●小商いなど

フリマガイド(フリマ出店募集)

軒先新聞(空きスペースの有料貸し借り)

軒先ビジネス(同)


●寄付・合宿型ボランティア

チャリボン(古本による寄付)

GiveOne(寄付サイト)

ジャパンギビング(同)

NICE(海外ボランティア募集)

posted by 鶴見済 at 12:42| Comment(0) | 0円で生きる | 更新情報をチェックする

2018年02月04日

私はなぜ『0円で生きる』を書こうと思ったのか

IMG_7814.JPG例えば一方に、ただでもいいから自分の演奏を聴いてほしい人がいて、もう一方には、誰かの演奏を聴きたい人がいるとする。マイクを一本置いて両者を集めれば、基本的には無料で双方の望みが叶うことになる。これが「オープンマイク」だ。


こんな組み合わせは、誰かに泊まってほしい人と泊まりたい人、ある物がいらない人と欲しい人、ヒマをつぶしたい人と人手が足りない人、空きスペースのある人とスペースが欲しい人など、無限に考えられる。


こうした組み合わせが成功した場合、そこには単にお金を使わわずに済ませた以上のことが起きている。こうしたほうが、お金を払って事を済ませるよりも豊かだと感じられる。個人的には「美しい」とさえ感じてしまう。


こんな「お金は使わないけれどもより豊かなやり方」は、お金を使いたくない人の間で、もちろん自分の身のまわりでも、錬金術のように練りに練られているのを近年感じてきた。気がつけば、自分でも色々とやるようになっていた。ネットの普及がそれを広めてもいるし、国内よりも欧米のほうがもっと練られ、実践されているとも感じた。

考えてみれば、お金をそれほど使わず、物や人手が足りなかったかつての社会では、毎日がこんな工夫の連続だっただろう。

こういう発想は、物をもっと売ったり(ひとりにひとつ!)、お金を使わせるための商業戦略のせいで抑えられてきたのだ。


こうした流れをもっと推し進めて、お金を稼ぐのが苦手な人でも、つながりを持って豊かに生きることができる社会にしたいものだ。もっと、お金を稼ぐことが重要でない社会になればいい。

『0円で生きる』のような本を書こうと思った動機はいくつかあるのだが、そのひとつは、こんなところにある。


本の意図については、こんな記事も参照してほしい。

不適応者でも生きやすい領域を作る(鶴見済)

版元・新潮社のこの本のサイトでは、この記事の他に、目次と前書きが読める

『0円で生きる小さくても豊かな経済の作り方

写真は、ベトナムでただで寝かせてもらったカフェの閉店後の空きスペース。ここのオーナーはカウチサーフィンを使い、毎日のように旅行客をただでこのスペースに泊めている。

posted by 鶴見済 at 18:33| Comment(0) | 0円で生きる | 更新情報をチェックする

2017年12月14日

新刊『0円で生きる』の目次

0円で生きる 表紙正.jpg新刊『0円で生きる──小さくても豊かな経済の作り方』が発売になった。
日常的な様々なことを無料でやる方法と、なぜ無料が必要なのかの解説が書いてある。詳しい出版の意図などはまたあらためて書くとして、まずは目次を紹介したい。じっくり書いただけに、他の本に比べて内容が詰まっているところが売りなので。


まえがき

1.貰う──無料のやり取りの輪を作る
贈り物を貰おう/「不要品放出サイト」で貰う!/不要品放出市〈0円ショップ〉」/不要品を回す「店」/世界に広がる不要品市/カンパを貰う方法/クラウドファンディングで集める/「寄付」もいつかは返ってくる
<この章のレクチャー>贈与経済とは何か?
普遍的な経済の形は「贈与」/増える日本人の贈り物/なぜ寄付をするのか?/贈与はいいことばかりではない

2.共有する──余っているものを分け合う
当たり前だった「貸し借り」/自宅パーティー、道具、服、DVD/人の家に泊まる・泊める/スイスの青年を六週間泊めてみた!/無料で泊まれる〈カウチサーフィン〉/ベトナムでのカウチサーフィン体験/有料で部屋を借りる・貸し出す/車を相乗りしよう/「ヒッチハイク」も空席のシェア/ネットの無料共有物を使う/庭を解放する「オープンガーデン」
<この章のレクチャー>なぜ私有が行き渡ったのか?
農耕社会が土地の私有を生んだ/日本の共有財産「入会地」/共産主義は共有財産社会を目指した/新しい共有の時代

3.拾う──ゴミは宝の山
近所のゴミ、店のゴミ/おから、野菜、新聞、食器……/職場から売れ残りを貰う/ゴミを拾う時の注意/自治体との問題/都心のゴミ観察レポート
<この章のレクチャー>捨てる問題と拾う人々
食べ物はどの段階で捨てられるか?/管理が厳しすぎる日本/ゴミを救出する人々/拾って貧しい人に回す/廃棄に立ち向かう欧米/すべてのゴミに目を向ける

4.稼ぐ──元手0円で誰にでもできる
もうひとつの経済を作る/フリマで売ってみる/フリマの主催は楽じゃない/やりやすい「イベント出店」/ケータリングも元手いらず/「移動屋台」は出店場所が決め手/公道から屋台が消えた/日替わり店長になる/自宅を店にする
<この章のレクチャー>市とお金と資本主義
お金を使うのが悪いのか?/市の始まり/お金は物々交換から生まれたのか?/資本主義の前と後/市としての「コミケ」

5.助け合う──一緒にやれば負担が減る
二人以上でやることはすべて「助け合い」/相互マッサージ、料理持ち寄り、英会話サークル/「輪番制」を使う/手伝う代わりに寝場所と食事を/合宿型ボランティア「ワークキャンプ」/海外ボランティア体験談/一般のボランティア活動/悩みを分かち合う「自助グループ」
<この章のレクチャー>日本の「助け合い」とそのマイナス面
力を合わせる「ユイ」「モヤイ」/一方的な支援「テツダイ」/お金を積み立ててまとめる「頼母子」/ヨーロッパの助け合いも同じ/村八分=助け合いのマイナス面/「ムラ社会」を越えて

6.行政から貰う──もっと使える公共サービス
再分配を貰おう/図書館は大切な「居場所」/公園・霊園でくつろぐ/国公立大学のキャンパスで憩う/ライヴも開ける公民館/生活保護は権利/職業訓練でお金を貰う/やりがいのある「地域おこし協力隊」/スポーツ施設で鬱屈の解消を/驚くほど多い「無料相談」/市民農園、博物館、見学会……
<この章のレクチャー>再分配は富の偏りを正す
太古からの政治の中心的役割/一パーセントが半分以上の富を持つ

7.自然界から貰う──無償の世界
育てる(薬味・調味料、香味野菜/ハーブ/サラダ・葉物野菜/大きめの作物/難しい作物/栽培上の注意)/採取する(野草/茶/その他)/鑑賞する(木や花を見る/野鳥を寄せる/魚を見る/環境全般を楽しむ)
<この章のレクチャー>自然界と「無償の贈与」
自然界は贈与で成り立っているのか?/人類は「無償の贈与」を尊重する/今も残る「神への贈与」

あとがき

『0円で生きる』
posted by 鶴見済 at 11:24| Comment(0) | 0円で生きる | 更新情報をチェックする