早花見の居場所の報告

3月の居場所はコロナがあってもなくても大変だ。我々は年中花見みたいなことばかりやっている変わり者集団だが、代々木公園は都内有数の花見の名所でもある。花見のピークにかぶってしまうと、場所がない、スマホは通じなくてたどり着けないで、そもそも居場所が成立しなくなる。今回は「ピークよりも早めの時期ってどうなんだろう」と思いやってみたら、わりといい環境だった。 3月はまだ寒いので、ピークより前にずらすというのはなかなかやらないが、ピクニックの人は広大な広場に点在している状態で、桜もまあ咲いている。このくらいなら狂乱の騒ぎに圧倒されるわけではなく、自然に気分が上がる。人が多いのも悪くないなと思える程度の人の多さって、なかなか経験できないのだが、まさにそれだった。ただしネットはつながりにくなっていて、ツイートを送信しても反映されないので、削除してやり直しが続いたけれども。花見って本来は 参加者は35人くらい。初めての人は10人くらいと多めだった。海外旅行の話、マンガを描く話、星新一の読書会の話、煮物を作る話(薄味で煮崩れのない絶妙の煮物を差し入れてくれた人がいた)、酒と甘いものの話、ロックフェスの話、、、、あとなんだっけな。 寒さばかり気にしていたら最初の頃はむしろ暑くて困るほどで、心配って当たらないなと思ったのはこの日も同じ。 ※上の写真で桜の向こうに見えているのがこの居場所。

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3月、不適応者の早花見

3月の居場所は久々に外に出て、少し早い花見をやってみたいです。ここらへんギリギリの選択なんですが、もう暖かいので外でやりたい。けれども花見真っ盛りの時期にやると、人が多すぎて全然うまくいかない(一度だけ花見のど真ん中でやったら、場所もないし騒がしいし、場所が見つからない人続出で失敗した)。なので少し早めようということで18日(土)を考えました。 ただ満開予報がどんどん早まって18日に近づいてしまった。そして18日の予報は今のところ雨で低温。不安要素だらけで本当に面倒くさい。 というわけで一応18日ですが、雨の場合はもちろん、気温が15℃以下だったら12月と同じなので翌日に延期しようと思います。場所は、混雑する桜の下はやめます(居場所が目的なので桜はいらない)。桜の下でない中央広場の真ん中寄りのあたりでやりたい(それでも噴水池側で)。正確な場所はTwitterで発表するつもりですが、人が多くてネットがつながりにくかったらすみません。 ちなみにフィリピンの地方都市に行ってきて、大勢が夜な夜な公園に繰り出して駄弁っているのを目撃し、公園駄弁りはアジア的に見たたメジャーな楽しみ方だと知ったのだった。 ************************ 日時:3月18日(土)12時~16時(雨、低温の場合は翌日に延期)。場所:代々木公園 中央広場の桜のないあたり(なんとなく図の赤のあたりか? 正確な位置は当日発表) 持ち物:各自の食べ物、飲み物(飲酒可)。おいしい手作りの食べ物(ビーガンもあり…

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「不適応者の居場所」2月の報告

2月は気温的には一番寒いとは言えなくても、一番楽しみの少ない月と言える。同じように寒い1月には正月があるし、暑すぎる7、8月には夏休みやレジャーもある。2月はもっとも死んでいる月だ。そんな時期だからこそ、駄弁りなんかはちょうどよかったのか、2月の居場所の参加者は40人弱で、まあ多かった。初めての人は6、7人?いた。この日は気温が低いわけではなかったけれども、寒い月に暖かい室内でやる居場所も落ち着いていいものだ。 早々に合格が決まって受験を終えた来春からの新大学生と、今まさに受験中のお子さんを持つお父さんも一緒に話したりした。そのすぐ脇にコロナの直撃を受けて大学時代につながりを作れなかった学生さんもいた(登校日数がゼロの年もあったという)。こういうつながりも世の中にたくさんできればいいんだが。 それから、そもそも話(や発声)をするのが得意ではないとか、長い間人と話さないでいるうちに苦手になったという人は、この集まりではわりと普通です。自分が社交不安障害だったので、少なくともわかる。自分の場合はたとえば、話しているうちに何か他の焦りで頭が一杯になり、肝心の会話の内容に集中できず、話が途切れることがしょっちゅうだった。「あ、変なことを言ってしまった」なんて焦るのは常。他にも会話中に相手のどこを見ればいいのか気にしすぎて、相手の目を凝視してしまったりするうちに(相手もびっくりして見返す)、頭の中は視線のやり場のことでいっぱいになってしまうなど。(「口を見る」という結論に至った)。 もちろん会…

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ふざけていることの価値、パンクの魅力

自分にとってのパンクとは、大まかに言えばセックス・ピストルズだった。わりと普通のことだが、最初に聴いたパンクが彼らの『アナーキー・イン・ザ・UK』だった。中3の頃ラジオから録音したのだが、なぜか『The Great R&R Swindle』のほうのバージョンだった。 Anarchy In The UK 「ピストルズですごかったのはボーカルの歌い方だ」とよく言ってきた。最初は英語を歌っているとは思っていなかった。「アーイヤイヤイ、UK!」みたいな掛け声と、片言の英語かと思っていた。なのでちゃんと英語を歌ってるとわかったのは、もっと後のことだった。そして歌がない部分では、笑ったりべらべら喋ったりしている。なんてふざけてるんだと衝撃を受けた。 熱い、悲しい、怒った、カッコいい、深いなど色々な曲を聴いてきたが、ふざけてるというのは滅多になかった(少なくともロックでは)。もっとも、本当にふざけてやったものは、もっと別の質の低いものになるので、彼らは「ふざけているように見えるように」熱心にやっていたと言えるのだが。 その『Swindle』の他の曲もふざけたものばっかりで、ヘビロテだった。ダムドにいたキャプテン・センシブルのソロ大ヒット曲『ハッピー・トーク』(パンクなのに!)なんかはふざけすぎていて、今もよく聴いている。ここまでではなくても、パンクにはこうした良き「いいかげん」のテイストがしみ込んでいる部分が多くて、特に酒を飲みながら聴いたりすると、何もかも笑い飛ばしているような気分になれるのだ…

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極寒2月の居場所はまた後楽園で

クソ寒い2月の居場所は当然屋内でやります。人間だけは寒くても気候がよくても、まったく同じ顔をして生きろと言われているけれども、他の生き物はみんな真冬は休業。眠ってるなんてまだいいほうで、死んでる者もいる(一年草や一年虫)。「冬季うつ」なんて言葉もあるが、それはこの気温に対する生き物の普通の反応なのではないでしょうか。この時期、生きていて調子がいいわけがない。調子がいいほうが普通じゃない。という時期なので、駄弁って一息つきましょう。 *********************** 日時:2月18日(土)14時~17時半。    (予約などいりません。直接会場に来てください)。 場所:後楽園駅近くの会議室 (もし当日場所がわからなくなっても、会場運営者には問い合わせないでください)。   床に布を敷き、そこに花見のように座りたいです。なので最初と最後に会場を作る・元に戻す時間あり。 持ち物:各自の飲み物(飲酒も可)、食べ物も必要なら。おいしい手作りの食べ物はカンパ制でおそらくそこそこあります。    敷く布は持っていきますが足りなくなる場合もあり。やること:花見のように座って各自勝手に駄弁るだけ。簡単な自己紹介タイムだけはあり(パスも可)。費用:会場代が1万4千円かかっています。それから食べ物もあるので、2万~2万5千円くらいは全員(35人くらいの見込み)のカンパでまかないたいです。カンパは必ずしてください。    対象:ひきこもりがち、フリーランス、労働週4以下、心の病、社内ぼっちなど、…

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対人恐怖症は「大人になれないせい」と見なされていた

吃音(どもり)の原因が、かつては家族や本人のせいとされていたことを、ひきポスというひきこもりのサイトの記事で知った。記事を書いた人はそれをこのままにしたくないと語る。不登校と吃音の共通点 これを読んで、対人恐怖症(社交不安障害)にも似たような過去があったことを書きたくなった。 対人恐怖症は少なくとも80年代まで、本人が「大人になれないせい」で生じる病理現象とされていた。「本人の未熟さのせい」と言いかえてもいい。当時の精神病の本には、「友人とはたがいに信じあうものなのに、その友人が怖いなんてなんと子供なのか」なんて書いてあるのだ。アホか。 いや、対人恐怖症だけではない。たいていの恐怖症(強迫神経症)や不安障害も「大人になれないせい」だった。うつや怠惰まで「アパシー」と呼ばれ、「大人になれないせい」にされた。「不登校(登校拒否)」ももちろんこのくくりのなかに入る。自分も以前に少し書いたことがある。「大人になれない若者」批判が流行っていた ではどうすれば「大人になった」と認めてもらえるのか。それは「社会性を身につけること」なのだ。具体的に言えば就職する(社会に出る)ことだ。「社会に適応できる」こと。学校に行けないなら、行けるようになること。「内向性から外向性へ」みたいにも言われてもいた。自分の内面世界に閉じこもって、営業マンっぽくなれない人はダメなのだ。これは内面世界全般を否定されているようで空恐ろしかった。そしてそれができない者は「精神病」という病気であり、治療をして「社会性を持っ…

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人が少なかった新年の居場所

今年一回目の「不適応者の居場所」は、また後楽園のレンタルスペースでやった。 この日気になっていたのは、直前に朝日新聞にこの居場所についての記事と写真が載ったこと。新聞で大きく紹介されるのは初めてのことだったので、人が来すぎてしまったらどうしようと思っていた。前回はただでさえ、これまでで最多の参加者数だったのだ。公園でやるなら人数の心配はいらない。今のスペースも、以前に利用していた場所の倍くらいの広さに拡大した。けれども屋内ではやはり入れる数に制限はある。そのために告知も抑えめにしていた。 けれども蓋を開けてみれば、参加者は20数人。新聞を見て初めて来たという人は一人しかいなかった。雨だったせいなのか、なぜなのかはよくわからないが、これまででも特に少ない人数だったのだ。よりによってこの回がそうなるのか。 これはこれでなかなか感慨深かった。心配なんて実際には当たってないことばかりなんだし、理由だってなんだかわからないことのほうが多いということだ。おかげで距離も十分に取れて、いつになく気楽な会になった。 ちなみにここでは、レゲエの話ができたのもよかった。自分が話したのは日本のレゲエなのだが、レゲエディージェイ(レゲエのラッパー)は生き方について歌うことが多いので、元気がもらえる。そんなに詳しいわけではないが、例えば変態紳士クラブのVIGORMANとかTHUNDER(とんだ)など、最近注目しているところだった。

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最初の居場所はまた屋内で新年会

あけましておめでとうございます。今年1回目の居場所は、また後楽園の貸しスペースでやりたいです。少し早めなのは、その翌週が予約で埋まっていたため。でもこのほうが新年会らしくていいのではないかと。まわりがめでたいめでたいと言っている時に、こういう集まりをやるのはいいと思います。 日時:1月14日(土)14時~17時半。    (予約などいりません。当日直接会場に来てください)。場所:後楽園駅近くの会議室 (もし当日場所がわからなくなっても、会場運営者には問い合わせないでください)。   机は隅に片づけて床に布を敷き、そこにいつものように座りたいです。なので最初と最後に会場を作る・元に戻す時間がかかります。持ち物:各自の飲み物(飲酒も可)、食べ物も必要なら。おいしい手作りの食べ物は、カンパ制でおそらくそこそこあります。    敷く布は持っていきますが、広い部屋なので足りないかもしれず、布やシートなど持っていたほうがいいかも。 やること:花見のように座って各自勝手に駄弁るだけ。簡単な自己紹介タイムだけはあり(パスも可)。費用:会場代が1万4千円かかっています。それから食べ物もあるので、2万~2万5千円くらいは全員(35人くらいの見込み)のカンパでまかないたいです。カンパは必ずしてください。    対象:ひきこもりがち、フリーランス、労働週4以下、心の病、社内ぼっちなど、様々な理由でつながりをなくしがちな人。注意:・参加者へのハラスメントや攻撃などはやめてください。攻撃をする/危害を加える人の参加は…

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それでも「人に迷惑をかけてはいけない」

「人に迷惑を?」と聞いたら、今では「かけていい」という答えのほうが多く返ってきそうだ。そのくらい「もっと人に迷惑をかけていい」は流行りの言葉になっている。これにはさすがに当惑する。 なぜなら自分が世の中のルールで一番大事なのは、「人に迷惑をかけてはいけない」だと思っているからだ。相手に迷惑行為をしたり、嫌がることを言ったり、殴ったり、殺したり、、、人に迷惑をかけていいなら、他に何か禁じるべきことがあるだろうか。 「人に迷惑をかけなければ、何をしてもいい」むしろこう主張したい。なんて胸のすく言葉なんだ。人に迷惑もかけていないのに、ガ―ガ―と非難することが多すぎるのだ。 いや、もちろん「人に迷惑をかけていい」の真意はわかっているつもりだ。そう言っている人は、「もっと人に助けて(手伝って)もらっていい」と言いたいのだろう。その言葉がどこから出てきたのかも大体わかる。70年代の障害者の運動からだろう。なのでその言葉は「人に助けてもらっていい」に言いかえたほうがいいのではないかと、以前から言っている。それなら大賛成だ。 一方自分が大事に思っているルールのほうも、「迷惑」という言葉はちょっと違う。「人を加害してはいけない」「不当に攻撃してはいけない」(※)といったところか。 「皆さんも攻撃だけはしないほうがいいですよ」こんなことを先日、一年に一度だけやっている大学の講義で言った。不適応者の居場所の話のついでだったのだが、若い人にひとつだけ伝えたいことはなんだろうとあらかじめ考えて言ったこ…

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クリスマスの居場所、やってみたらできた

今年最後の不適応者の居場所は、クリスマス会になった。クリスマスらしいことは何もやらなかったけれども、自分としてはうまくいってよかった。参加者は40数人。初めての人も10人くらいいた。 今回は初めての場所だったので、まずうまく行くのかどうかが心配だった。いくつもの条件をクリアしてギリギリに見つけた会場だったので、下見もしていない。思った形に会場づくりができるか? 来る人が多すぎず少なすぎず、適度に距離を保って座ることができるか?これだけたくさんの人に来てもらうのだから、ダメでしたというわけにもいかない。 けれども結局何の問題もなかった。もちろん話している間も面白いことがたくさんあったのだが、終わってみるとそこが感慨深かった。 以前に「くるくるひろば」という不要品無料提供の店?を作った方にインタビューしたことがある。「一番よかったことは何か」と聞くと、彼女は環境問題などのことより、「やってみたらできたこと」と答えた。その時も「それ、よくわかるな」と思った。 今回も長い間会場が見つからなくて、もう冬は休みにしようかとも思った。もちろんどんなことでも、やめてしまうのは時には有効な手だ。色々と不安が多いたちだったので、その手を使うことはこれまでにもとても多かった。今の世の中的に見ても、無理せずにやめてしまうことのメリットを言ったほうがいいような気もする。けれども「やってみたらできた」というのは、かなり代わりのきかない感激だ。 この集まりの一回がうまくいくなんて、ほんの小さなことなんだけ…

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