「ありのままじゃ悪いかよ」運動について
「ありのままじゃ悪いかよ」という動きがアメリカを中心にあり、以前からこれについて書きたいと思っていた。
メーガン・トレイナーという人の『オール・アバウト・ザット・ベース』という曲が、10年前に全米8週連続1位の大ヒットになった。この曲は「太っていてもいいでしょ」と歌っていて、ファット・アクセプタンスとかボディ・アクセプタンスとか言われる体型肯定運動のアンセムになって、それを推し進めたという。その話を聞いてグッと来た。インスタで人の体型を見て心を病む若者の問題が深刻ななか、こんな新人のデビュー曲をそこまでヒットさせたアメリカのムードにも感心した(「やせた写真加工もやめよう」との歌詞もある)。
Meghan Trainor - All About That Bass (Japan Subtitled Version)
この曲のメッセージを「セルフ・アクセプタンス(自己受容)」と書いている記事もあった。こうしたムーブメントは様々なテーマに及んでいて、それらをまとめた何かいい言い方はないかと思っていたので、その言葉は頭に残った。
マイノリティの肯定という動きは以前からある。例えば、アカデミー賞を東アジア系の作品、役者に受賞させるようになって何年か経つが、これは少数人種についての動きだ。性的マイノリティについては言うまでもない。メーガン・ジー・スタリオンのように、黒人女性や性的に奔放な女性を元気づけようとする女性ラッパーも多い。ただし、それだけではない。
例えばマイノリティとは関係なく…



